- 1万円台でコスパの良いイヤホンが欲しい
- 濃密よりもスッキリした音を聴きたい
- 強めの低音を楽しみたい
今回は10月28日に発売したFINALのA3000をレビューしていきます。届いたばかりなのでまずは箱出しの音からレビューしていきます。
final A3000
特徴
- 新設計ドライバー「f-CORE DU」搭載
- 新たな音質評価法で音を作成
- 指紋が付きにくく、質の高いのテクスチャを持つ「特殊マット塗装」を施したダークブルー色
- タッチノイズを解消するイヤーフック
- 全体的にスッキリした音
- 広めの音場で聴きやすい
- 低音の響きが気持ち良い
- 小さく細かい音も拾ってくれる
- プレーヤーの相性がある
- リケーブルに相性がある
とりあえず「トランスペアレントな音」が感じられてで「確かに価格以上の音質」だったのでおすすめ出来るイヤホンでした!
final A3000のスペック
- 6mmダイナミックドライバー
- 98dB/mw
- 18Ω
- 18g
- ケース
- イヤーピースイヤーピース5種類
- イヤーピースケース
- イヤーフック
- ケーブル帯
- イヤホン側:2Pin
- プレイヤー側:3.5mm
ここのスペックはA4000もVR3000もほぼ一緒なんですよね。恐らくドライバーユニットも一緒でイヤホン内で音質調整していると思われます。
final A3000の特徴
■A3000製品特長・ゆったりとしたサウンドのなかに一音一音が輪郭を持って浮かび上がるように定位する圧倒的にナチュラルなサウンド
・完全新設計6mmΦダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」(エフコアDU)搭載
・指紋が付きにくく、質の高いテクスチャを持つ「特殊マット塗装」を施したマットブラック色
・カスタマイズしたかのような装着感
・2Pinコネクター+オリジナルOFCケーブル
・ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック(ロック機構付き)付属
・持ち運びに便利なシリコン製キャリーケース
・左右軸色違いのオリジナルイヤーピース5サイズ付属finalのHPより引用
トランスペアレントな音とは?
時間応答の改善につながりトランスペアレントな音に大きく変貌します。音の立ち上がりの鋭さや、消えてゆく音の余韻が明確に感じられ、音と音との間の静けさをも感じられるようになります。
距離が離れたところに定位した音もクリアに聴こえる音の印象を、幅広い音楽で実現しています。
finalのHPより引用
余計な残響が無く距離を取った音楽はその距離感もわかる音の事?と理解しました。
そのトランすペアレントな音が以前はA8000と言う高級機のみしか体験できなかった音がスタンダード機から体験できる様になったと言う事ですね!
final A3000の外観
▽イヤホン本体はマットブラックで非常に軽いですがプラスチック感が無い為価格以上に感じました。
▽ケーブルは価格の割に安っぽい造りですがケーブルは非常に柔らかく取り回しは良いです。耳に掛けた時に跳ねることもなく耳に沿ってくれます。
悪い言い方をするとラジオに付属のイヤホンケーブルみたい
▽イヤーピースはEタイプがサイズ別に5種類付属していましたが、私は手持ちのEタイプを使用しました。
右様が赤色で左用がグレーのイヤーピースを付けると本体の「LR」を見なくても判断しやすくなっています。
final独自のシリコンケースも付属しており持ち運びもしやすいです。
蓋を閉めると真ん中が膨らみますが余計なスペースができない為、ケース内で動いて傷付ける事を防いでいます。
final A3000に付属のケーブル
2pinでリケーブルできるので一般的なケーブルで使用できるようですが埋め込みなのでケーブルによってはハマらない可能性がありますね。
2Pinはケーブルの形状が折れやすそうで不安になるので埋め込みの方が安心感があります。私は2本ほど持っているので後々試してみます。
▽埋め込みですが溝がついていて上下のPinを入れ間違えない様に工夫さてれいます。
▽Pinにも表記があり左右の間違いがない様になっています。ケーブル側の「R」の文字とイヤホン側の「R」の文字を合わせると向きが逆に刺さらない様になっています。
▽L側にも文字はありますがケーブル付近に小さな出っ張りがあり、イヤホンを見なくても左右が判断出来る様になっていました。
final A3000の音質
低音から高音まで綺麗に鳴ってくれます。音の出だしが早く音切れも良いので1音1音がはっきり聴こえます。
「トランスペアレントな音」とはこれか!と納得させられる音質です。
ダイナミック1発のためかイヤホンから出る音全体が元気に聞こえます。低音よりの元気な音を出してくれています。
解像度はそれほど高くないですが、音切れとアタック感の印象が良いせいか解像度が低いとは感じない音作り。
ドラムの叩く音(スネアかタムタムかわかりません)が締まって聴こえるので編成の少ないバンドは「ギター」「ベース」「ドラム」のそれぞれの強さや動きが感じれらて近くで聞いているような感覚になります。
ギターやベースの乾いた音が印象的で弦楽器が非常に合うイヤホンです。
A3000を聞いた後1216.Earsの8EVを聴きましたが解像感は8EVの方がダントツに良いです。
final A3000とSONY NW-WM1A
まだ30分くらいしか聴いていませんがSONYのNW-WM1Aが相性良いです。ボリュームは結構高めでハイゲインで50から60位まで上げないと低く感じます。
リスニング寄りのWALKMANとアタック感の強さと音切れの速さの相性が良いのでしょうか。
DX220より解像度が低いですが響き方の相性が良く、聴いていて飽きの来させない音楽を奏でます。
final A3000とIbasso DX220
こちらもボリュームはハイゲインで50くらいで聴きました。プレイヤーソフトはNeutronのNEON版です。
解像度高めのDAPの為か聴いていると音の荒さが見え隠れします。一番初めにA3000を聴いたDAPがDX220でしたがその時は良いと思いました。
一度NW-WM1Aに切り替えて、また一度DX220で聴くとギターの弦の響きや男性ボーカルの音はNW-WM1Aの方が合う印象。
final A3000 Ibasso DX220 Chord HUGO2
ボリュームは赤で十分でした。緑まで持っていくとかなり高い音になります。上記2つより全体的に音が近く感じます。
女性ボーカルも男性ボーカルもどちらも近い。悪い意味で開放感は無い音楽になります。音の密度はHUGO2が一番高い。
バスドラムは響きすぎてベースの音も若干ボワつきます。ゆったり聴くというよりもガッツリ聴き込むには良い組み合わせ。
▽この辺の音質はエージングで変わる可能性があります。
final A3000のまとめ
final A3000
特徴
- 新設計ドライバー「f-CORE DU」搭載
- 新たな音質評価法で音を作成
- 指紋が付きにくく、質の高いのテクスチャを持つ「特殊マット塗装」を施したダークブルー色
- タッチノイズを解消するイヤーフック
- 全体的にスッキリした音
- 広めの音場で聴きやすい
- 低音の響きが気持ち良い
- 小さく細かい音も拾ってくれる
- プレーヤーの相性がある
- リケーブルに相性がある
finalA3000はこんな方におすすめ
- 初めて購入する本格イヤホンの第一歩
- 複数持ってイヤホンを聴き分けしたい
こんな方にはおすすめ出来ない
- スマホで音楽を聴いている方にはおすすめ出来ない
ハイゲインでボリューム高めで聴いているのでスマホや小さめのDAPだと音量がとれない可能性があります。
試しにスマホのOPPO RENOAでYouTubeを聴いてみましたがボリュームを80近くまで上げて音量は取れましたが
- 低音のボワ付き
- 男性・女性共にボーカルが引っ込む
- 中音以上の音がお風呂で聴いているような響き
が顕著にわかりました。
同じ音楽をDX220のYouTubeアプリで聴きましたがスマホの様な音は出なかったです。
スマホで音楽を聴く方にはこちらをどうぞ!
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://digitalgadgetmania.com/ibassodc03/ target=]
Chord HUGO2で聴いても若干ボワ付きが感じられたのでエージングで変わる事を期待します。
まだエージングも終わっていないので今後も更新していきます。またVR3000も購入予定なのでそちらも記載していきます。
finalA3000を200時間エージング出来たので追記
普段聴きしながらエージングし外出時はポータブルプレーヤーでエージングを実施しました。
購入当初との違い
- ボリュームを上げなくても音量が取れる様になった
- ボリュームを下げても音が痩せにくくなった
- 解像感が若干上がった
ほぼ毎日使っていますが本当にお買い得なイヤホンです。