- 濃いめのベースを聴きたい
- 中低音の主張の強いイヤホンが欲しい
- BQEYZのイヤホンが気になる方
- 中華イヤホンってどうなの?
BQEYZ Summerは女性ボーカルを聴き込むのに最適なイヤホンでほぼ毎日使っていますが、BQEYZの他のイヤホンの音が気になり購入しました。
同じようなドライバー構成だから同じ様な音を奏でるのかな?と思っていましたが全く違うイヤホンで、Summerが不得意な低音がしっかり出るイヤホンです。
【レビュー】BQEYZ Spring1.Spring2.Summerを比較!
BQEYZ Spring1
![](https://digitalgadgetmania.com/wp-content/uploads/2021/06/C9E41A0C-783C-4748-B780-7C5A555AA766.jpeg)
特徴
- 7層ピエゾドライバーを採用
- 同軸13mmダイナミックドライバー
- BA ピエゾ ダイナミックドライバーを直列配置
- 軽量アルミ筐体
- 打楽器系の弾ける太い音
- 中低域の近さ
- 中低域の濃さ
- ケーブルの取り回しの悪さ
- イヤーピースが嵌りにくい
Summerが気になる方はこちらの記事をどうぞ
BQEYZ SUmmer レビュー 女性ボーカルを楽しめるハイブリットイヤホン
BQEYZ Spring1 レビュー
- 高域:7層ピエゾドライバー
- 中域:BAドライバー
- 低域:13mmダイナミックドライバー
- インピーダンス43Ω
- 感度:108dB
- 周波数7-40000Hz
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- 半透明イヤーピースS・M・L
- 黒イヤーピースS・M・L
- コンプライ風イヤーピース
- ケース
- イヤーピース入れのメタル板
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- 高純度無酸素銅8Coreケーブル
- 7.8mm 2Pin
- 3.5mmイヤホン端子
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ピエゾ素子と言う電気を流すと振動するセラミック振動板です。
平面駆動なので歪みがなく音をダイレクトに伝えてくれます。
BQEYZのイヤホンはそれぞれピエゾ素子の振動板の枚数を変更し音質を変えています。
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外観レビュー
付属ケース
Summerよりも少し大きめで収納しやすいケース。開封時はこのケース内にイヤピホルダーが入っていました。
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イヤホン本体
色のバリエーションはブラックとブルーの2色で私はブラックを購入
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アルミ筐体のマットブラックと面取りしてある部分のシルバーが高級感を出しています。重さは12.5グラムでSummerよりも重いですが気になる重さではありません。
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少し凹んだ7.8mm2Pinを使用本体の内側に薄く「LR」の表記があります。
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イヤホンノズル部
ノズル部5.4mmノズル突起部5.8mm
ノズルはSummerと同様のデザインですが色が違います。イヤホンごとに細かい配慮がされています。
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付属イヤーピース
これもSummerと違うデザイン2種類付属していました。
黒いイヤピはノズルが硬く高さもありますが灰色イヤピは高さが低め
黒いイヤピのMサイズを装着しら耳に入りきらず、首を左右に振っただけで抜ける時がありました。
半透明のイヤピはMサイズで丁度良かった。
Spring1はコンプライ風のフォームイヤピも付属していました。
黒と灰色のイヤピは抜けやすかったですがフォームタイプなら抜けるような事はないので、私はフォームタイプが合うようです。
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Summerのイヤピを着けたら外れにくくなりました。
開口部を広めに取ってあるのでドライバーから出された音がイヤピのゴムで減衰されにくいのでしょうか。
final ETypeも装着できますが開口部の大きさが全く違います。
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付属ケーブル
ケーブルもSpring1専用設計みたいですね。3.5mm端子側とケーブルスリーブが同色でメタル筐体です。
ケーブルは無酸素銅ケーブルで太くもなく細くもないケーブルです。
少し硬めですがケーブル自体の取り回しは悪くは無いです。ただ私は耳にかかる部分が耳の形状に合わず外れやすかった。
装着すると完全に耳から浮くのでケーブルタイを上まで上げて抑えるようにしないとイヤホンが耳から外れてしまいます。
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試しにSummerのケーブルを装着したところ問題なく使えたので、ケーブルの形状と私の耳の形状が合わなかった様です。
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音質レビュー
使用時の環境
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使用している機器は
- Sony NW-WM1A
- Lotoo Paw S1
- RME ADI-2DAC FS
この3種類です。
Summerに比べボリュームを上げないと同じ音量になりません。
Lotoo Paw S1
- Summer:ボリューム30
- Spring1:ボリューム35
NW-WM1A
- Summer:ボリューム40
- Spring1:ボリューム50
同じ様なドライバーを使っても最適なボリュームは違いますね
中低域の打楽器の打ち込む音が最高
JPOP バンドサウンドに合う
打楽器の叩く音の迫力があり近くで叩いているように感じます。
ベースの音は箱だし直後はボワつきがありましたが数時間で締まってきました。エージングって大事
Summerと違い女性ボーカルや高音域は引っ込みがちですが、かき消されることは無いので一歩後ろで歌っている感じです。
サカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」はSpring1は力を発揮しました。
音楽全体の太さを出しながら1音1音が迫ってくるようです。
MrchildrenやAlexandrosのドラムやベースが気持ち良く聴こえてきます。
Yoasobiでは「怪物」の低音が気持ち良く躍動感がありますが、ボーカルの声だけで言うとSummerの方近くに聴こえて良いですね。
ウッドベースの響きと深み
Indigo Jam Unitはウッドベースや低いピアノの音が多いJazzバンドなのでSpring1は最適なイヤホンでした。
リケーブルについて
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![](https://digitalgadgetmania.com/wp-content/uploads/2021/06/F0C8C38D-A0D9-4391-B55C-8683037278E0-1024x683.jpeg)
NW-WM1AとLotoo Paw S1で4.4mmバランスケーブルを使用しました。Summer同様でSpring1もリケーブルで欠点を補えました。
暖色系で完全リスニング寄りのイヤホンですが、バランス接続するとさらに解像感が増しました。
解像しても聴きやすいイヤホンに変貌します。
6N無酸素銅のケーブルだと低音が強くなりすぎないかな?と思いましたが全く問題はなく、低音がさらに締まり音の立体感が増したようです。
音の変化を楽しむ為に2Pinのバランスケーブルも良いですね。
BQEYZ Spring1のまとめ
BQEYZ Spring1
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特徴
- 7層ピエゾドライバーを採用
- 同軸13mmダイナミックドライバー
- BA ピエゾ ダイナミックドライバーを直列配置
- 軽量アルミ筐体
- 打楽器系の弾ける太い音
- 中低域の近さ
- 中低域の濃さ
- ケーブルの取り回しの悪さ
- イヤーピースが嵌りにくい
BQEYZ Spring1はバンドサウンドに最適なイヤホンでした。
Spring1とSummerは音の出し方が全く違うので、両方持っていても音の違いを楽しめるイヤホンです。
ケーブルとイヤピが合えば満点でしたが私には合わなかったのでSummerのケーブルを使って聴いています。
Spring1とSummerはどっちがいい?
- 中低音のバンドサウンド
- ベースラインをしっかり聴きたい
- 中高音を綺麗に聴きたい
- 女性ボーカル中心の音楽を聴きたい
- Yoasobiが大好き
Spring1を聞いた直後にSummerを聴くと低音の響きが少ないのでスカスカした音に感じます。ただ女性ボーカルの表現はSpring1には出来ない…
どっちも持つのが正解!
ではまた!