イヤホンを購入したけどうまく耳に合わない。なんてことはよくあります。音は良いのにイヤーピースが合わなくて使わなくなるって勿体無いですよね?私も付属のイヤーピースで合わない事があり別なものを購入した使っていました。
そこでおすすめしたいのが「イヤーピースを交換する事」です。ただイヤーピースと言ってもたくさんの種類が出ていて選びにくいんですよね。そこで今回紹介するイヤーピースはAZLA SednaEaefit XELASTECです。
価格は高いですが装着感も良くワイヤレスイヤホンが落ちにくくなり、音質向上も図れるイヤーピースです。
イヤーピースなんてただのゴムでしょ?と思うかもしれません。でもそんなことは無いんですよ!イヤーピースはただのゴムではなく音を伝える「音同管」の役割も持っています。安いイヤーピースは音の籠って悪い方へ変化するのでおすすめではありません。
では行ってみましょう!
AZLA SednaEaefit XELASTEC
特徴
- 熱可塑性エラストマーで耳にフィットしやすい
- 安心安全な素材と合わせやすいカラー
- 音の直進性を確保するストレート形状の採用
- 低音が強調される
- 楽器の立体感が増す
- イヤホンが落ちにくくなる
- 装着しやすい
- 音場が狭くなる
- 価格高め
AZLA SednaEaefit XELASTECレビュー
SednaEarfitは788人の外耳道を分析したデータで誰でもフィットするように設計されて、独特の形状により音の直進性の確保。XELASTECシリーズは熱可塑性エラストマー(TPE)素材を使用し人の体温で柔らかくなり吸いつくような極上のフィット感。
確かに耳から抜け落ちる様な感覚はなくしっかり安定しているのですが、耳がキツく感じることもなくて装着感は最高のイヤーピースです。
私が購入したのはSM・M・MLの3サイズパッケージされたタイプ。そのサイズ以外にSS・S・Lと豊富。イヤーピースはSだと小さくMだと大きいなんて事があるので細かいサイズは助かりますね。
高さと軸の幅は共通で傘の部分の違いで6種類。同社のSednaEarfitは軸の高さが10mmなので2mmほど短い作りです。
final E typeと比較
私が普段常用しているfinal E typeと比較しました。
E typeは軸が硬めで傘の部分は柔らかく作られています。軸にたての溝を付ける事で耳の穴にまっすぐ入るような構造になり、ダイレクトに音を届ける様に作られています。
サイズ感以上に中央の穴のサイズが全く違いますね。XELASTECはこの太さが音全体をダイレクトに伝える役割があります。
final E typeは傘は柔らかいのですが軸が固く耳に対して垂直に入るような作りになっています。XELASTECは傘と軸共に同じ素材ですが密閉感を高めて音を逃さないのが特徴でしょうか。
XELASTECはピッタリ張り付くような素材で耳に入れた時に密着します。イヤホン全体が柔らかいのでイヤホンへの装着も楽にできました。
イヤーピースのサイズ選びについて
イヤーピースってどのサイズが自分に合っているのか分かりにくいですよね。私もいろんなイヤーピースで試しましたが1番良い方法は、装着して口を閉じている時と開いている時の音質が変わらないイヤーピースがちょうど良いサイズにしています。
口が空いたときに音質が変わるのはイヤーピースと耳に隙間ができるので、低音が逃げてスカスカした音になります。
この方法だと耳にしっかり入った状態になりますが、大きいサイズでキツすぎると耳が痛くなるので痛くならない程度で低音が逃げないイヤーピースを選んでください。
装着しないと判らないイヤーピースですが、AZLA SednaEaefit XELASTECならMS・M・MLと3サイズ入っているのでサイズが合いにくいと言うこともなくなります。
XELASTECを色々なイヤホンに装着
XELASTECは軸の太さが3.6mmと細めになりますが5mm以上のイヤホンに装着できました。
- finalA3000
- BQEYZ summerとSpring1
- 1216Ears 8EV
- uniquemelody Martian
- Hifiman RE800
- Moondrop KXXS
軸も太めでもXELASTECが柔らかいので装着は問題ないです
BQEYZ Spring1 Spring2 summerは付属のイヤーピースが耳に合わずに困っていましたがXELASTECなら問題なく装着できました。パッケージにTWS用と記載がありますが軸さえ通れば問題なく使用できます。
音質についてイヤホン付属のイヤーピースと比較
比較するイヤーピースによって変わりますが今回はイヤホンの付属品と比較していきます。
全体的な音質は密閉感が上がったことにより低音が少し強めになりました。籠るような強さではなく適度に強くなるので音楽的に違和感はありません。
中高域はE typeに比べて近くなり音場が狭くなったように感じます。狭くなった分、それぞれの楽器が近くに感じて聞き応えのあるサウンドになりました。
音質比較するイヤホン
- finalA3000
- BQEYZ summer
- Moondrop Quarks
今回音質比較するイヤホンは良い特徴を持っていますが、悪い点もあるイヤホンです。その悪い点を補えればと思い選出しました。
final A3000
final A3000は全体的な音質はキレの良い楽器の音を奏でるイヤホンで、Aシリーズで低音重視の傾向になります。弱点としては音の太さが足りない事とボーカルが遠い事で、そこを補えれば良いなと思いました。
SednaEaefitを付けると全体的に音がちかくなり楽器感が増してきました。高域の苦手さは変わらない様です。低域の量感が増して純正よりも太さが出てきました。
BQEYZ summer
BQEYZ summerは高域の綺麗さはありますが、低域が弱目でアタック感を感じにくいイヤホンです。女性ボーカルを聞くときに使っていますがウッドベースなど低音域を再生するのは苦手なイヤホンです。
純正のイヤーピースが合わなかったのでfinal E typeかacoustune AET08を使っています。
summerはダイナミックイヤホンの後に聞くと低域のスカスカ感が目立ちますが、SednaEaefitだと低域が増して聴きやすくなります。
MoonDropQuarks
2,000円のイヤホンに2,500円のイヤーピースをつけるのはどうなんだ?なんて思いますが、価格以上に効果があるならアリかと思います。
シュアがけするイヤホンでは無いのでイヤーピースのサイズが緩いと外れやすく、大きめだと耳が痛くなるので純正のイヤーピースが合わないと最悪なイヤホンです。
いわゆるドンシャリ系のイヤホンですが2,000円でこの音質ならお得だと感じられます。ただ女性ボーカル(YOASOBIやずっと真夜中でいいのに)の透明感のある声は苦手なイヤホンです。
純正のイヤーピースに比べて音楽全体の迫力が増して、ダイナミックイヤホンの良さが出てきます。他のイヤホン同様音場が狭くなる代わりに楽器が近くなりギターやドラムの臨場感が増しました。女性ボーカルの透明感が出る事はなく、解像感も変わる事は無かったので音質面では少し変わった程度です。
装着面で抜けにくくなったのは非常に良くて、歩きながら聴いても安定感がありました。
AZLA SednaEaefit XELASTECレビュー 体感すればわかる価格以上の性能のまとめ
今回は純正イヤーピースと音質比較をしてみました。素材の違いの為は効果は大きく音質変化の為にも使えるイヤーピースだと思います。TWS用と記載がありますがワイヤードイヤホンにも問題なく使えました。
完全独立のワイヤレスイヤホンなら落とす心配もありますが、AZLA SednaEaefit XELASTECなら滑り止めにもなって落ちにくくなるのでワイヤレスイヤホンを使っている方なら2千円以上の効果はあると思います。