▽色々なDAPを買い替えながら聴き比べをしていましたが、3年ほど前にChordのMojoと言うアンプに出会ったのが運の尽きでその半年後には手元にHUGO2がありました‥
Chord Mojoも他のDAPやAMPには無い迫力とアタック感があり色々なDAPと組み合わせて使っていました。特に気に入っていたのはボリュームを下げても音が痩せない事でした。
HUGO2は発売直後は約30万円してましたが、amazonで20万円を切っているお店もあり買いやすくなってきましたね!
そんなChord HUGO2はお買い得なのか?どんな人におすすめか?を伝えたいと思います。
Chord HUGO2の特徴
最新のFPGA技術と、進化したWTA ( Watts Transient Aligned ) フィルターを採用
前モデルの約2倍となる49,152タップ
PCM768kHz/32bit、DSD512のネイティブ再生に対応
好みの音質を選択できる4種類のデジタルフィルター搭載
頭外定位の様な音場表現を可能にするクロスフィード機能
タイミング精度、ダイナミックレンジの向上、ノイズフロアの低減を実現
出力段に新型デジタルDCサーボの採用、より高い出力性能と低歪みを実現
航空機グレードのアルミニウムシャーシを採用した新しいデザインを採用
Chord HUGO2のスペック
出力レベル | 300Ω |
対応サンプリング周波数/ ビット数 | DSD512 、PCM 44.1~768kHz/32bit |
オプティカルTOSlink | 44.1~192kHz / 24bit |
コアキシャル(3.5㎜) | 44.1~768kHz /32bit |
microUSB | 44.1~768kHz/32bit |
Bluetooth aptX | 44.1~48KHz/16bit |
出力1 | ヘッドホンジャック(6.3㎜) |
出力2 | イヤホンジャック(3.5㎜) |
出力3 | RCAアンバランス・ステレオ出力 |
バッテリー | 内蔵リチウムイオンバッテリー (2,600mAh 3.7V ) |
充電時間 | 約6~7 時間 (5V/2A USB-AC使用) |
駆動時間 | 約7時間 |
サイズ | 約130mm x 100mm x 22mm |
重量 | 約450g |
HPのスペック項目が多いので私が重視する部分を抜粋しました。
▽Chord HUGO2の外観
本体上面
▽本体出力部6.3mm 3.5mm コンポジット 3.5のコアキシャル TOS linkの端子になります。
▽左のUSBは入力で左のUSBは充電用端子
オーディオ的にはUSBポートの電源はノイズが乗りやすいので別れている事によりノイズが入りにくくなります。
▽Chord HUGO2の付属品
○ACアダプタ(行方不明になっちゃいました)
○リモートコントローラー
○製品マニュアル
○ロングオプティカルケーブル(角角端子)
○ショートオプティカルケーブル
○ロングUSBケーブル microB→A端子
○USB OTGケーブル microB→microB
▽使用の9割はIbasso DX220からの光接続です。
USB接続でWALKMANや小型のDACと組み合わせて使っていましたが、MicroUSBの接続端子の軟弱さに不安があるのでほぼ使っていません。
▽ヘッドフォンはFINAL D8000とSONY MDR-M1STが中心でイヤホンは1216.earsの8evです。
▽Chord HUGO2の操作方法
左から 電源 CROSSFEED切替 入力切替 フィルター切替 真ん中の大きい玉はボリューム切替
▽DX220と光接続します。
両方ケースも合わせて合わせて800グラム強です。重すぎ
DX220側は画面上からスライドするメニューからtoslinkを選択した後にプレイヤーを起動します。
HUGO2側はボタンを緑色に変えます。
これで設定は終わりです。
HUGO2はパワーがあるのでボリュームは赤色まで下げましょう。
私の持っているヘッドフォンイヤホンは緑までボリュームを上げたことがありません。高くてオレンジくらいです。
HUGO2は空間は若干狭くなりますが、音が近くなり密度とアタック感が高くなるのでウッドベースの弦の弾く音かが太く感じたり、ハイハットの叩く音がハッキリ判るようになりました。
DX220のみに比べると解像感は減り、刺さりそうな感じがなくなりますが一つ一つの音が太く感じられるようになります。ホワイトノイズを感じないのでイヤホンで聴いていても聴きやすいです。
ボリュームを大きくしても耳障りな音にならないので夜に聴いていると寝ちゃう事があります。
価格が高い
450グラムの重さと大きさ
Microusbが不安
操作ボタンが分かりにくい
音場が狭くなる。
入出力端子の多さ
AKMやESSには無い独特な音
ボリュームを落としても音が痩せない
【Chord HUGO2レビュー】 他には無い濃密なサウンドが楽しめるおすすめのポータブルアンプのまとめ
持ち歩くには大きく重く操作もしずらい事から、持ち歩きで音楽を聴くには気合が必要でおすすめ出来ません。
20万円という価格だけ見ると高い物ですが、他のアンプやDAPでは感じる事の出来ない音を体感出来ると考えれば高い買いものだとは思いません。
私は室内のポータブル機として優秀だと感じました。据え置き機は置いた場所でしか聴けませんが、Chord HUGO2なら自分の部屋でもリビングでも聴くことが出来ます。
音質については好みがあるので絶対的におすすめはしませんが、バンドサウンドや小編成のJAZZなど空間が広くない音楽には合うと感じました。
同時に開放型の広いヘッドフォンも若干狭く感じるので、広さを感じる音楽や音場の広いヘッドフォンには合わないかもしれません。
ただFINAL D8000の開放型でもボーカルが近く感じつつ適度な開放感はあるので、D8000の締まった低音とChord HUGO2の太い音は相性が良いです。
この価格ならネットワーク機能も内蔵してもらいたかったです。
別売のChord Go2はその機能が入っていますが機能の割に高すぎな感じがするので購入していません。
据え置きも含めてアンプを検討されている方はHUGO2を試聴してみて下さい。
私はフジヤエービックさんで購入しました。
ではまた!