ゲーミングデバイスのRazerから オーディオインターフェースTHX Onyxが発売!
昨年から電話向けのUSBDACが多く発売していますが、ゲーミングデバイスのRazerからTHX ONYXと言うオーディオインターフェースが発売になりました。
最近なぜかポータブルUSBDACばかり購入している事もありTHXの音はどれだけ良いのか?と思い購入したのでレビューしていきます。
- ESS9281PROの高音質DAC採用
- 180mwの高出力
- マイク付きヘッドセット対応
こう言ったオーディオ機器はイヤホンは対応していてもマイクは対応しない機器が多いのですが、THX ONYXはヘッドセット端子なのでマイク対応になります。
音楽を聴いている時に電話が掛かってもそのまま対応できるのは使いやすいかも!
Razer THX ONYX
Razer THX ONYXの特徴
- マスタークオリティのオーディオを持ち歩ける
- THX AAA™ テクノロジー採用
- MQAレンダラー機能搭載
- TIDAL対応
- DAC部にESS ES9281PROを使用
- CNC 加工の金属シャーシ
- 太い強めな低音
- 寒色系のかっちりした音
- ケーブル部が柔らかく取り回しやすい
- ボリュームボタンがない
- Razerなのにゲーム機に対応していない
- ケーブル部がゴムで安っぽい
THX Onyxのスペック
- 384kHz 32Bit
- Sabre DAC使用
- AMP部2.0Vrms
- 180mw 22Ω
- USB-C
- 3.5mmイヤホンジャック
Type-CのスマホやPCは全て対応しました。Razerなのにゲーム機に対応していないのは勿体無いですね
- Windows10
- M1 Mac
- IpadPro 12.9 2018
- HUAWEI Mate20Pro
THX OnyxはDSDやPCMがどこまで対応しているかの記載がなかったです。オーディオ用に販売するなら細かく記載してもらいたいですね。
”ESS ES9281PRO“で検索をかけるとファイルウェブの記事が見つかりました。
ES9281PROのスペックは
- 384kHz 32Bit
- Sabre DAC使用
- AMP 2.0Vrms
- 180mw 22Ω
と高音質と底消費電力が売りの様です。
ヘッドホンの出力は180mW@22Ωなのでかなり高めの出力かつ22Ωと鳴らしやすい部類になります。
THX Onyxの外観
本体部はアルミ切削加工で高級感があります。
PCMの周波数やDSDを判断するランプが点灯するようになっています。
2万円を超えるオーディオインターフェースなので本体の作りもしっかりしています。”THX”のロゴはシールではなく浮き出ている様に加工されています。CNC加工されていて高級感があります。
取り回しは良くて柔軟性もありますがやっぱり高級感はありません。ゴムのケーブルでも良いですが取り外しできる様にしてほしかった。
RazerのHPにマグネットでくっつく様に記載がありましたが実際にできました。ただこの形状だからしまいやすいかと言われるとなんとも言えない。
ESS社のDACは寒色系の音なので良く言えばカッチリした高精細な音になるかと思います。
私の所有しているDX220はESSの9028PROと言うDACを使っていたのでDX220並の高解像度が楽しめるといいですね。
アンプはTHX AAA™ (THX ACHROMATIC AUDIO AMPLIFIER)と言うオリジナルのアンプを使用しています。
マイク搭載ヘッドホン対応
OnyxはUSBDACのみではなくヘッドセットジャック対応になるので、マイク付きヘッドホンでボイスチャットも出来る様になります。
理想を言えばPS5やSwitchに使えるといいのですが、届いたら試してみます。
PS4 PS5 Switch共に使えませんでした。
CNC加工金属シャーシ
2万円を超えるオーディオインターフェースなので本体の作りもしっかりしている様です。”THX”のロゴはシールではなく浮き出ている様に加工されています。CNC加工されていて高級感があります。
付属品はUSB-Aに変換するアダプタのみでした。マニュアルは世界共通で日本語の記載もあります。
音質確認
音質評価
1位 | 2位 | 3位 | |
高域 | Lotoo Paw S1 | Hidizs S9 | Razer Onyx |
中域 | Lotoo Paw S1 | Razer Onyx | Hidizs S9 |
低域 | Razer Onyx | Lotoo Paw S1 | Hidizs S9 |
解像感 | Lotoo Paw S1 | Razer Onyx | Hidizs S9 |
ボーカルの近さ | Razer Onyx | Lotoo Paw S1 | Hidizs S9 |
音場 | Hidizs S9 | Lotoo Paw S1 | Razer Onyx |
Razer Onyx
・全ての音が近い
・男性女性共にボーカル近い
・全体的に音が太い
・低音の響きが心地よい
・バンドサウンドでは高音が消え気味
Lotoo Paw S1
・小さい音もしっかり聞こえる
・Onyxの方がボーカルが近い
・楽器1つ1つの響きがしっかり聞こえる
・ハイハットのたたいた音と響いている音がわかる
・ギターの擦れる音も聞こえて生の音楽を聴いている様
・解像感も高い
【Lotoo PAW S1レビュー】 このスマホを高音質にするDACがあればエントリー機のDAPはいらない
Hidizs S9
・解像感は3機種中一番低い
・音場は広い
・無音の時の静寂感が良い
・個性が少ない(良い意味で)
・音の数が少ないと綺麗に聞こえるがたくさんの音が重なると音が潰れがち?
【Hidizs S9レビュー】スマホ用USBDACはどれがいい? Lotoo Paw S1 Ibasso dc03と徹底比較!
Razer THX Onyxはこんな方におすすめ
Razer THX ONYX
Razer THX ONYXの特徴
- マスタークオリティのオーディオを持ち歩ける
- THX AAA™ テクノロジー採用
- MQAレンダラー機能搭載
- TIDAL対応
- DAC部にESS ES9281PROを使用
- CNC 加工の金属シャーシ
- 太い強めな低音
- 寒色系のかっちりした音
- ケーブル部が柔らかく取り回しやすい
- ボリュームボタンがない
- Razerなのにゲーム機に対応していない
- ケーブル部がゴムで安っぽい
・PC Mac IpadPro スマホで使う方
・ボーカルが近い方が良い
・低音強めが好き
残念な点
・ケーブルの取り外しが出来ない
・ケーブルが安っぽい
・Razerなのにゲーム機に対応していない
デジタルガジェットとしては音質も良くお勧めできますがオーディオ機器としてはケーブルの作りが非常に残念でなりません。2万円以上するDACなら無酸素銅の使用や8芯の編み込みくらいは抑えてほしかったです。
同価格帯のUSBDACが無いので比較は難しいですが、概ね価格によって音質が違ったのが私の印象です。
今回比較した3モデルは価格帯もそれぞれ違うので比較は難しいですが、ボーカルの声を聴きたい方にはお勧めできるDACでした。
ではまた!