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安いけど高音質のヘッドセットが欲しい。でも安いものは音質悪いんでしょ?なんて思っているあなた。今回はマイクメーカーとして有名なFifineのゲーミングヘッドセットを紹介します。
安かろう悪かろう?知らない海外メーカー?Amazonの怪しいメーカーのヘッドセットではなく、低価格で高音質のマイクメーカーが作ったコスパの高いヘッドセットって良くないですか?
今回はFihine様から提供頂いたヘッドセットAmpliGame H9をレビューしていきます。
Fifine AmpliGame H9レビュー
Fifineってメーカーよくわからんって方には
Fifineを一躍有名にしたのはコスパの高いマイクでしょう。5,000円未満なのに1万円以上のマイクとタメをはる音質と評判になりました。円安の影響で価格は上がったけど、それでもまだまだ低価格路線を貫いてますね。
その後も着々と新製品を発売し1万円を超えるマイクも販売しているが、そのマイクも数万円するマイクと同じような性能と言われているのだ。
Yutuberのさっさんさんが3年前に紹介していた動画
こちらも超猫拳さんが紹介していた動画
こちらはシンガーソングライターのぱくゆうさんの紹介動画。音楽のプロが認めているマイクメーカーなのだ。
こんなに安くて高音質なマイクならバカ売れするよ。
Fifineのヘッドセット一覧
Fifineのヘッドセットは3種類ありそれぞれ接続端子と機能の違いがある。Fifineのホームページに載ってない情報は「記載無し」と書いた。
機種名 | H9 | H6 | H3 |
ドライバーサイズ | 50mm | 50mm | 50mm |
再生周波数 | 20-20k | 20-20k | 記載無し |
インピーダンス | 32Ω | USBのため無し | 記載無し |
感度 | 95db | USBのため無し | 記載無し |
接続端子 | 3.5mm/USB | USB | 3.5mm |
ビット深度(USBDAC部) | 16bit | 24bit | 記載無し |
マイク種類 | コンデンサー | コンデンサー | コンデンサー |
マイク感度 | -42±3db | -40±3db | 記載無し |
重さ | 260g | 330g | 363.5g |
ケーブル長3.5mm | 105cm | 122cm | |
ケーブル長USB | 205cm | 142cm |
機能の違いをまとめると
- H9=USB接続と3.5mm端子両対応でヘッドホン部は光らない
- H6=USB接続のみ24Bit対応で側面がゲーミングっぽく光る
- H3=3.5mm接続で側面が光る(光らせるにはUSB接続が必要)
今回紹介するH9がUSBと3.5mm端子両対応でPCやゲーム全てに対応しているモデルなのだ。
オーディオ的には24Bit出力の方が解像度が上がり音質的に良くなるが、ゲームで使う場合は全く関係がない。24Bitに対応しているゲームは無いし今後も出ないだろう。それにゲームに集中していると【音質】が気になることはない。
付属品
付属品は至ってシンプル。
- ヘッドセット本体
- 取り外せるマイク
- USBDAC
- マニュアル
ゲーミングヘッドセットなら十分な付属品だ。強いてあげれば巾着袋のようなケースがあると仕舞えるので助かるのだが。
外観
ゲーミングヘッドセットと銘打ってあるのに光らないのは非常に良い!それでもフェイスマークがあり可愛らしい。今回はブラックを選んだが、その他ホワイトとピングの3色展開。
6千円未満という価格の割に作りが良く安っぽさはない。
外側のフェイスマークが可愛い。
イヤーパッドは合皮製で夏は蒸れやすいけど、この素材が遮音性を作っていて周りの音が入りにくくしている。Amazonの紹介でも「パッシブノイズキャンセル」と記載あるけど、合皮素材と密閉型ヘッドホンのダブルで外音を入れない様に工夫している。
イヤーパッドは引っ張ればすぐ取れる。合皮だから洗うことはできないが、外して拭くことはできるから清潔を保てる。
イヤーパッドを外すと50mmのドライバーが見える。
スライダー部はスムースに動くタイプ。硬くもなく緩くもないので位置調整はしやすかった。8段階のメモリもついているから自分の最適な位置を覚えておける仕様。壊れやすいスライダー部は金属でできているから経年劣化で壊れることもなさそう。全体的にブラ素材だけど、壊れやすい部分だけに金属が使われていて耐久性も良さそう。
デザインはベイヤーダイナミックの旧Tシリーズっぽい作り。
頭頂部の当たるヘッドパッドは合皮でクッション性があり長時間使っていても頭が痛くなることはなかった。
ケーブル接続部は固定されている。できれば脱着式にして欲しかった。それとヘッドホン側にはミュートボタンがないのはマイナス点かな。
ケーブル長は約1mと短め。ここは長い方が良かった。
約5,000円なのにUSBオーディオインターフェースも付属していて、ヘッドホン部とマイク部が独立してボリューム調整ができる。
サイドにはミュートスイッチがあり、背面にはクリップが付いているので襟につけて安定させることもOK。
多様な対応機種
現在発売されているゲーム機は全て網羅し何でも対応できるのが素晴らしいところ。具体的には
USB接続 | 3.5mm接続 | |
PS5 | 本体USB端子 | デュアルセンス |
XBOX | 本体USB端子 | 3.5mm端子 |
Nintendo Switch | Switchドッグ | Switch本体 |
PC | USB端子 | 3.5mm端子(要変換) |
Mac | USBHub経由でA端子に変換 | 3.5mm端子 |
これだけ対応していれば、どんな用途でも使えるのがAmpliGame H9の強みだろう。
装着感
このヘッドセットの売りの1つは「軽さ」だ。260グラムとヘッドホンとしても軽くてゲームに集中できて良かった。マイク部も取り外しはできるしフレキシブルにも動くので位置調整は簡単。
ヘッドホンの内部は広く大きい耳の方でも問題なく装着できるだろう。ただ私の場合スライダーを短めに装着すると耳の下の部分が少し浮くので外の音が入りやすくなった。スライダーを長めにして装着すれば浮くことはなく密着できた。
実際に装着しても重さや違和感を感じることはなく、長時間着けていても快適にゲームができた。
ヘッドホン部音質
ゲーミングヘッドホンは他社を含めて中音域を強調して遠くの銃声や左右の音の聞き分けをしやすくしているが、FifineAmpliGame H9も同様に中域の音を強調しながら高域や低域を抑えた音質になっている。
オーディオ用としてみると、低域の締まりやハイハットの響きの足りなさはある。メーカーHPを見ても、周波数特性が書いてないのでどこまで再生できているかは判らないが、ビリーアイリッシュのBadguyはボワつく。音楽専用として聴くにはお勧めしにくい点だ。
中域の音声は耳に近くに感じ、遠くの声はしっかり遠くから聞こえる。ハイハットのは小さめだけどしっかり鳴っているように感じた。
音楽用のヘッドホンは耳触りの良いハーマンカーブの音だったり、ノリの良いドンシャリが多いけど、ゲーム用は低域と高域を落ち着かせたかまぼこ型の音が最適になるので致し方ないだろう。
ただここまでは「音楽用」としてみた場合だ。」
ゲーミングヘッドセットは過去にロジクールのG433を使っていたけど音楽用には全く使う気にはならなかったし、YouTubeなどの動画もダメだったが、AmpliGame H9はYouTubeやNetflixの映画も違和感なく再生できた。
6,000円未満のヘッドセットと考えるとゲームや動画を見るためなら十分な音質を取れる。
マイク部音質
実際にマイクを通して会話をしてみたけど違和感なく声が聞こえて安っぽさはなかった。もちろん数万円のマイクに比べれば差はあるけど、ゲーム内のチャットの会話と考えれば十分な良い音に聞こえてくる。声の低域が若干抑えられているので変に響くこともなく、広域もキンキンせずデジタル音なザラつきもないので、会話をしていても安いマイク感はなかった。さすがマイクメーカーと言ったところ。
私はRazer Seiren Miniを持っているけど、聴き比べれば1段落ちる音質だった。据え置きマイクは口とマイクの距離を近くしにくく、キーボードの音も入りやすい。ヘッドセットのマイクは口との距離が一定なのでボリュームも変わらないく、安定しているので使いやすいのはヘッドセットのマイクだ。
ゲームとの相性
なんと言ってもゲーミングヘッドセット。相性は抜群だった。外音も聞こえにくくなりヘッドホンから聞こえる音に集中できる。銃声の遠近感もしっかり把握できて立体感もあった。
biohazardでは声は近くに聴こえて遠くの遠吠えは遠くに感じる。Tenpest3Dの効果も感じるので立体感のある恐怖感を感じることができる。
フォートナイトでも同様で、遠くの銃声と近くの銃声が左右遠近ともに感じられて、敵の位置も把握しやすかった。
カジュアルにゲームするのも、FPSでガシガシ使っても良い音質だった。
動画の相性
YoutubeやNetflixの動画も相性は良かった。YouTubeは声中心の動画なので声の聴きやすさがある。Netflixの映画も迫力のある音を聴かせてくれて5千円前後のヘッドホンとしては十分な音質を保てていた。
2時間くらいの映画1本とYoutube1時間くらい観たけど、音質も違和感なく装着してる違和感もなかった。
FifineAmpliGame H9の不満点
価格からすると不満点は少ないけどここを改善してくれるともっと良くなるのに!という点はある。
- ヘッドセットからケーブルが外せない
- ヘッドセット側のケーブルが短い
- ヘッドセットにミュートボタンがない
ヘッドセットからケーブルが外せないと長年使っていて断線に不安がある。特に子供に使わせると扱いが乱暴になるので外せるようにしてほしかった。
3.5mmケーブルの長さが105cmだとデュアルセンス直挿しやスイッチ手持ちで使うには良いだろう。
ただ他のアンプやオーディオインターフェースを使っていると短すぎるのだ。付属のDACを使ったら良いのだろうけどDAC側のケーブルは短く、ヘッドセット側のケーブルを脱着式で長くして欲しかった。
ヘッドセットにミュートボタンが無いとスイッチ直挿しで使っている時にミュートすることができない。マイクを抜くのも変なので、跳ね上げ式のマイクにするかマイク横かケーブルがわにミュートボタンが欲しかった。
Fifine AmpliGame H9レビューのまとめ
今回はFIfineのゲーミングヘッドセットを紹介しました。マイク音質・ヘッドホン音質ともに6,000円未満で購入できるヘッドセットとしてはお勧めできる製品だった。装着感の良さ、ゲームの音質、マイクの音質も「この価格で?」と思えるヘッドセットだ。
携帯のイヤホンマイクを使っている方が初めて買うゲーミングヘッドセットとか、子供がゲームをするのにヘッドセット買ってあげたいなんて考えている人はFifine AmpliGame H9を選んで間違い無いだろう。
ではまた!