ゲーミングPCって大きすぎ!と感じているなら小型のケースで組みましょう!
ただ小さいケースは沢山ありますがゲーミング用となると選択肢が少なく、高価で組み立てしにくいケースが多いのが現状。
今回はPS5と同様のサイズでPS5以上のグラフック性能のPCが組めるITXケースGeeeK G1SEの紹介です。
G1SEは11Lと小型ながら300mmのグラフィックボードが搭載可能なケース。エアフローも考えられてれ組み立てもしやすいITX用ケースでした。
超小型でおしゃれなPCを作る!ITXマザーボードで2スロット以上のグラフィックボードが入るおすすめケースGeeek G1 SE レビュー
Geeek G1 SEのスペックは以下の通り。PS5は約9.3LですがG1SEは11.1Lと大きさもほぼ一緒になります。
製品名 | G1 SE |
色 | シルバー/ブラック サイドパネルアルミ/サイドパネルアクリル |
対応マザーボード | Mini-ITX |
ドライブベイ | 2.5″ SSD/HDD x4 |
フロントポート | なし |
拡張スロット | 2 (2.75slot厚まで) |
標準搭載ファン | なし |
搭載可能ファン | Top: 2x 120mm Bottom: 2x 120mm (※SFX-L電源使用時、搭載不可) |
対応電源 | SFX / SFX-L |
サイズ | 横145 縦233 奥行330mm |
容積 | 11.1リットル |
外観はシンプル
全面には電源ボタンのみでシンプルなデザインです。この何も無いデザインが素晴らしい。
本体のデザインはシルバーとブラックの2種類ありますが、私が選んだのはカラーがブラックでサイドパネルはアルミのモデルです。
アルミのモデルを注文していましたが、届いたのはアクリルパネルでした。Amazonに問い合わせたところ、アルミパネルのみ送ってくれることになり2種類のパネルを選べるようになりました。
付属品は最小
付属品は少なくネジのみです。PCIeライザーカードは別売なのでビデオカード増設の際は追加で購入しましょう。
マニュアルもコピー用紙に印刷した程度のものでした。
今回作った構成
Asrock DeskminiX300からの入れ替えですが共通で使える部品はCPUとSSDくらいです。サブPCなので最低限動けば良い構成です。
マザーボード | Gygabyte | B450 I AORUS PRO WIFI |
CPU | AMD | Ryzen3 4350G |
CPUクーラー | IS-60EVO | |
メモリ | Gskill | 16gb |
ストレージ | INTEL | M.2 512GB |
SATA 512 SSD | ||
SATA 1TBHDD | ||
電源 | coolermaster | V850 SFX GOLD |
ケースファン上部 | KAZE FLEX 120 SLIMx2 | |
ケースファン下部 | KAZE FLEX 120 | |
ビデオカード | Sapphire | RX6600XT |
小さい本体で拡張性のあるデザイン
グラフィックボードの拡張性
グラフィックボードの拡張性は大きく奥行き300mmを超える大型ビデオカードも装着できます。2.75スロット(55mm)の厚みまでならグラフィックボードならOK。
SapphireT X6600XTなら余裕で入ります。
2.5インチストレージ搭載可能
2.5inchドライブも増設できます。電源にかぶるので不安はありますが数時間使っても問題はなさそう。
アクリルパネルでデザイン重視なら2.5インチストレージは搭載しない方が良いです。
最大4つのケースファン搭載
ケースファンは合計4つ装着可能で簡易水冷も対応しています。私は下部1つと上部2つの計3つ装着しまいた。下から上に流れるように配置。
Geeek G1SEの注意点
小型ITXケースは組み立てが難しいと聞いていましたが、簡単に作れました。マザーボードと電源をねじ止めするとケーブル類の取り付けが大変なので
- 電源はケーブルを付けてからネジ止め
- マザーボードはケーブル類を装着してからネジ止め
この2点を注意すれば簡単です。
ケーブルの取り回し
ケース内スペースが少ないですがケーブルを装着するだけなら簡単。ただ綺麗に見せるための配線は難しいです。
CPUクーラーの高さ
CPUクーラーはID-CoolingのIS-60EVOを使用。高さが57mmでケースにギリギリぶつからない高さで良かった。
このCPUクーラーはファンが2つ装着されていて冷却効率が良さそうなので選びました。CPU温度はゲームプレイでも60度前後に保たれています。
マザーボードと同期して光り方を変更。
ケースファンの厚さ
上部下部共にのケースファンは25mmでも使えます。ただグラフィックボードのライザーケーブルが当たる可能性があるので薄型のケースファンにしましょう。
今回のケースファンはサイズのKAZE FLEX 120 SLIM PWM 1800rpmを上部に2つ。薄型なのでケース内の収まりは良くてPCIeライザーケーブルの干渉もありません。
KAZE FLEX 120 SLIM PWM 1800rpmでライザーケーブルとの間は約5mmでした。この厚さだと簡易水冷は難しそうですね。
下部のケースファンもサイズのWonder Snail 1800 PWM 1800rpmを1つ使用。グラフィックボードを着けても余裕があるので厚みのあるケースファンで大丈夫でした。下部は電源とかぶるので1つのみでマザー側下に装着。
Geeek G1SEの欠点
個体差があるようで2.5inchストレージ用パネルの穴の位置ずれて、L字のケーブルが付けられませんでした。ケーブルの取り回しをこだわりたい方は注意が必要です。
またネジの種類3種類あり違いが分かりにくかったです。
ぶつけてしまったのか黒い塗装が剥げていたで作る際は注意が必要ですね。
マニュアルはコピー用紙で印刷されていて日本語は無し。
Geeek G1SEの作りについて
ケースのクオリティはJonsPlus i100Proが数段良い作りでした。i100Proはケース本体の作りも良いですがPCIeライザーケーブルも付属しています。
マニュアルや付属品も作りが丁寧で開封時の満足感が味わえましたが、G1SEはマニュアルはコピー用紙でライザーケーブルも付属していません。
ただ容量が半分以下になる事がG1SEのメリットです。
グラフィックボードを装着しても片手で持てる重さと、サイドパネルがマグネットで装着できる簡単さは小型PCケースの中ではダントツの使いやすさです。
Jonsplus i100proレビュー 小型なのにしっかり冷えるITXケースゲーム中の発熱と騒音は大丈夫?
ゲームプレイ中の温度と騒音を計測。Gygabyte純正のソフトでケースファンの制御をしました。
設定内容はCPU温度が40度未満はファンの速度が10%。45度以上なら温度によって回転数を上げるように制御。
ケースファンはチップセットの温度が45度未満なら動作停止、45度位上なら回転数を上げるようにしました。
Webブラウズ時はCPUファンの音が少し聞こえる程度で動画視聴でもケースファンは回りません。
Ryzen3 4350GはTDP65wと底発熱なのでゲーム中でも高温になることはないです。
ゲーム中はCPUファンが回っていますが温度が60度を超えることはなく動作も安定しています。
Geeek G1 SEのまとめ
小型のケースは組み立てが難しいと言われていますがG1SEは小型ながら組みやすく設計されていました。
小型ケースの欠点はCPUとケース内のエアフローの確保ですが、CPUが非力なこともあり温度も上がらず騒音も気にならないです。
ビデオカードも手持ちのRX3070とRX6600XT両方とも余裕で入り取り出しもしやすかったです。
場所を取らないゲーミングPCを作りたい!と言う方にはお勧めできるケースです。