- PS5をアンプに繋げて楽しみたい
- Nintendo Switchをアンプに繋げて楽しみたい
- 価格が安いDACってどうなの?
PS4ProからPS5に変わってガッカリだった点はどこですか?私は「SPDIFが無くなったこと」です。私はPS4ProのSPDIF出力からアンプに繋げていましたがそれができなくなっていて困っていました。
SPDIFが無いと高音質なアンプに出力することができなくなるのでテレビの貧弱なスピーカーでプレイするようになります。
そこで今回はPS5でデジタル音声出力できるUSBDAC兼DDCを紹介します。
Signstek Audio USB-DAC
- 価格が安い
- SPDIFとcoaxial両対応
- PS5 PS4対応
- Nintendo Switch対応
- 音は若干こもり気味
- 出力が2chのみ
PS5でつかえるUSB-DDC Signstek Audio USB-DAC!! レビュー
Signstek Audio USB-DACのスペック
- 16bit 32k 44.1k 48kHz
- 出力12mv(32Ω)
- サイズ661mm 83mm 27mm
- USB-A to Bケーブル
- USB-B端子
- SPDIF端子
- coaxial端子
- コンポジット端子
- イヤホン端子
マニュアルもついていない中華製ですが接続するだけで認識します。
DDC DAC ヘッドホンアンプが1つになったマルチなDACです。
PS5でSPDIF音声を出力するには?
PS5には音声出力端子が無くHDMIケーブル経由で音声のみになりますが、それ以外の方法も用意されています。
- HDMIケーブルから分岐させる
- USBをSPDIFに変換する
この2通りになりますが、HDMI出力とUSB接続にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
- PS4ソフトでバーチャルサラウンドができる
- 映像が120P出力できない
- 音声が2ch出力になる
- 映像が120P出力出来る
- PS5でTempest3Dが体感出来る
PS4ソフトをプレイするならHDMIから分岐したほうがサラウンドが体感出来ますががゲーム用のDACとSPDIFの分配器が必要になります。
デジタル音声出力端子でホームシアターやアンプに接続する“音声出力専用”の端子です。光接続端子やTOSLinkとも言います。
SPDIFは入力と出力が決まっていてテレビは入力、PS4Proは出力端子が付いています。
HDMIケーブルは光接続ケーブルの入出力が内蔵してあり「ARC」と記載があります。
余談ですがSPDIFはSONY Philips Digital Interface Formatの頭文字を取っています。SONYとPhillipsで作った規格。
coaxialは上記のSPDIFを光ではなくデータ信号で送っている端子で、SPDIFに比べて音質が良いとされています。
マニアなオーディオ機器では未だに一般的ですが、最近のテレビやミニコンポでは搭載は無いです。
5.1chの出力ではなく2ch出力になります。
PS4 PS5Nintendo Switchは16bit 48kHz出力になります。
PS5のゲームをプレイするには「Tempest3D」でバーチャルサラウンドを実現しているので5.1chは対応しなくても良いと思います。
こちらの【AUDINST HUD-mini レビュー PS5に繋げるUSBDAC+USBDDC+ヘッドホンアンプ】でもPS5のDACのレビューしています。参考までにどうぞ。
PS5の設定と操作
これで確認OK
Nintendo Switchでも動作チェック!
Nintendo SwitchもPS5同様にSPDIF端子が無いので動作チェックしました。Switchの場合は音声設定が無く左上に「USB」と表示されます。ボリューム調整はSwitch本体で行います。
結果はPS5同様に認識しSPDIFとcoaxial両方とも音が出ました。
音質確認
使用する機器は
- オーディオインターフェース:RMEADI-2 DAC FD
- ・ヘッドホン:ゼンハイザー HD598
RMEADI-2 DAC FDはSPDIFとcoaxial両方のジャックがあるので比較がしやすい事と、業務向けにオーディオインターフェースを作成していて「色付けのないフラットな音」を聴けるので評価するには最適なDACです。
【比較1】 Signstek Audio USB-DDCのSPDIFとcoaxialを接続
一般的にSPDIFよりもcoaxialが音質が良いとされていますが違いは感じるでしょうか。
YouTubeの視聴やゲームのプレイで使用しましたが音質の差は感じられませんでした。
全体的にこもった音質で音質的に良い様には感じません。
特に低音が篭っていてあまり聞こえません。高音部も聞こえずかまぼこ型の音でした。
価格なりの音質でした。
3Dオーディオ設定で3Dの調整をしましたが3D感は“若干“感じました。
以前レビューしたGSX300に比べると3D感は少ないです。
EPOS GSX300レビュー PS5で使えるオーディオインターフェース
【比較2】Signstek Audio USB-DDCとテレビのSPDIFを比較
こちらの比較はテレビのSPDIF接続とSignstek Audio USB-DDCのSPDIF接続で試してみます。
PS5→HDMI→TV→RME ADI-2 DAC FD
普段聴いている音なので違和感が無いです。
ゲームをしていてもサラウンド感はあまり感じませんが、ステレオ感があり綺麗に聴こえます。
FPSやTPSをプレイしていると左右の音質の違いを感じ取れます。
RME ADI-2 DAC FDはプロ向けと言いながら悪い音源も良く聴かせてくれるのでYouTubeを聴いていても気持ちよく聴かせてくれます。
ただTempest3Dの設定は出来ないのでPS5のゲームでも通常のステレオサウンドになります。
PS5→Signstek Audio USB-DDC→RME ADI-2 DAC FD
TVから分岐するよりこもった感じがあります。デジタル接続というより音質の悪いアナログアンプで聴いている様な感じです。
HDMI経由ではtempest3Dを設定できませんがSignstek Audio USB-DDC経由であれば3D設定できるのでPS5のゲームではUSBDAC経由の方が良いです。
【まとめ】PS5でつかえるUSB-DDC Signstek Audio USB-DAC!! レビュー
良かった所
- 価格が安い
- SPDIFとcoaxial両対応
- PS5 PS4対応
- Nintendo Switch対応
イマイチな所
- 音は若干こもり気味
- 出力は2chのみ
こんな方におすすめ
- デジタル入力のあるアンプ持っているが使っていない
- テレビにSPDIF出力がない
- PCモニターの音質が良くない
今回はSignstek Audio USB-DDCのレビューでした。
高音質のDDCとは行きませんでしたが約3,000円と言う価格を考えると良い商品だと思います。
ではまた!