今回は紹介するのはBluetoothレシーバーです。
ただBluetoothレシーバーって沢山ありますよね。そのBluetoothレシーバーでも高音質なオーディオに特化したレシーバーを比較していきます。
Bluetoothレシーバーとは?
私が持っているBluetoothの送信機
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スマホは音楽をBluetoothで飛ばせますが受信する側はBluetoothイヤホンですよね?
あの小さいイヤホンの中にイヤホンのドライバーユニットとバッテリーとBluetoothの受信ユニットが入っているんですよ。それでいい音を出すのは大変です。
そこでBluetoothレシーバーを使い、手持のイヤホンを挿せば高音質を無線で楽しめます!
Bluetoothレシーバーの比較ポイント
・バッテリーの持ち
・Bluetoothバージョン
・音楽以外の機能
・DACのチップによる音質
コーデックによって音質の良し悪しがありますが、コーデックによって遅延があります。
Bluetoothはスマホから音声を送信する場合は(大雑把に)
①スマホ内の音声をBluetooth用の音声に変換
②Bluetoothの音声を受信機に送信
③受信機で受けた音声をアナログに変換
④音が出る
と言う工程で音が出るので音が遅れるのは当然ですよね。
音楽を聴くには問題ないですがYoutubeやゲームの場合は?映像と音声のズレが発生します。
こちらではAPTXの完全ワイヤレスイヤホンのレビューをしています。
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Bluetoothコーデックの種類
Bluetoothの送信方式には数種類あり年々進化しています。Bluetoothの規格が出来た頃は「音質」に拘る機器ではなかった為ヘッドセットに比べれば良い程度の音質でした。
スマートフォンの普及やポータブルオーディオの流行で音質にこだわった機器も増えてきました。
ちなみにテレビの音質はAACです。
音質 | 遅延 | |
SBC | × | × |
AAC | △ | △ |
APTX | ○ | △ |
APTXLL | △ | ◎ |
APTXHD | ◎ | △ |
LDAC | ◎ | △ |
・高音質で聴く:AptXかLDAC
・遅延が無い:APTXLL
音楽を聴くためだけであればAptxやLDACでも楽しめますがゲームやYouTubeなど動画と音が同時に聴くためにはAPTXLLが必須だと思って下さい。
ゲームやYouTubeを楽しむならAptXLLが必須!!
Bluetoothのバージョン
Bluetoothは数年おきに更新されていて2010年11月現在はVer5.1です。バージョン毎に細かく機能があるのですが4.1以上、理想はVer5以上の物を選んでください。Ver5になると途切れにくくなります。
・Bluetoothのバージョンは5以上を選ぶ
音楽以外の用途で選ぶ
音楽以外の機能は通話とUSBDAC機能です。
通話をする場合Bluetoothレシーバー側に「HFP」と「AVRCP」プロファイルが必要です。
・HSP:通話用の機能
・AVRCP:リモコンの機能
この機能が付いていればスマホで音楽を聴いている時に電話が来てもそのまま通話できます。逆に無いものは通話が出来ないため着信時に携帯を取り出して通話するようになります。
USBDACとは?
USBケーブルを介してデジタ信号をアナログ信号に変換する機器です。イヤホン端子の無いスマホに繋げて音楽を優先リモコンで聴いたり、PCと繋げて再生する音声をより良く聴けるようになります。
iPhoneにはイヤホン端子が無くなりLightningケーブルからイヤホン端子の変換アダプタが必要ですが、それがUSBDACです。そのDACによって音質が変わります。
Bluetoothレシーバーのスペック一覧
こちらは今回記載したBluetoothレシーバーの機能一覧です。オーディオ機器はスペックで決まらないガジェットですが参考までにどうぞ。
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メーカー | Fiio | Fiio | RADSONE | audio-technica | SHANLING | Qudelix |
型番 | BTR3K | BTR5 | ES100 | AT-PHA55BT | UP4 | 5K |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 4.2 | 4.2 | 5 | 5 |
SBC | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
AAC | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
APTX | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
APTXLL | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
APTXHD | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
LDAC | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
A2DP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
HFP | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
AVRCP | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
再生時間 | 10時間 | 9時間 | 14時間 | 8時間 | 15時間 | 20時間 |
サイズ | 25.4 x50.8×12.7 | 60 x36x13.5 | 52.7 x26.4×15.4 | |||
重さ | 23.5g | 43.7g | 24g | 28g | 37g | 26g |
バランス | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
チップ | AK4377X2 | ES9218PX2 | AK4375A X2 | ES9118 | ES9028 | ES9218P x2 |
USBDAC | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
おすすめBluetoothレシーバー6選
ここからは私が厳選したBluetoothレシーバーを紹介します。もちろんここに記載した以外の製品もありますが、使い勝手の良い製品のみを記載しました。
Fiio BTR3K
メーカー | Fiio |
型番 | BTR3K |
Bluetooth | 5.0 |
SBC | ○ |
AAC | ○ |
APTX | ○ |
APTXLL | ○ |
APTXHD | ○ |
LDAC | ○ |
A2DP | ○ |
HFP | |
AVRCP | |
再生時間 | 10時間 |
サイズ | |
重さ | 23.5g |
バランス | ○ |
チップ | AK4377X2 |
USBDAC | ○ |
Fiio BTR3Kの特徴
・旭化成エレクトロニクス製DAC+アンプ統合型チップ「AK4377A」を左右独立構成で2基搭載。
・2.5mmバランス出力を搭載
・独立した2基の水晶発振器を搭載
・16bit/48kHzまでのPCM再生が可能なUSB DAC機能
・1.5時間の充電で11時間
・マイクを内蔵し、BTR3K経由でクリアな通話が可能
Fiio BTR5
メーカー | Fiio |
型番 | BTR5 |
Bluetooth | 5.0 |
SBC | ○ |
AAC | ○ |
APTX | ○ |
APTXLL | ○ |
APTXHD | ○ |
LDAC | ○ |
A2DP | ○ |
HFP | ○ |
AVRCP | ○ |
再生時間 | 9時間 |
サイズ | |
重さ | 43.7g |
バランス | ○ |
チップ | ES9218PX2 |
USBDAC | ○ |
Fiio BTR5の特徴
・ESS Technology製DAC+アンプ統合型チップ「ES9218P」を2基、左右独立構成で搭載
・FPGA搭載で正確無比な音声信号処理と高精度なクロックマネージメントを実現
・独立した2基の水晶発振器を搭載
・2.5mmバランス出力を搭載
・BluetoothレシーバーにQualcomm製「CSR8675」を採用
・XMOS製USBコントローラーICを搭載し、32bit/384kHzまでのPCMとDSD256までのDSDネイティブ再生を可能
・本体に有機ELを搭載
・1.5時間の充電で9時間の連続再生が可能
RADSONE Earstudio(ES100)
メーカー | RADSONE |
型番 | ES100 |
Bluetooth | 4.2 |
SBC | ○ |
AAC | ○ |
APTX | ○ |
APTXLL | |
APTXHD | ○ |
LDAC | |
A2DP | ○ |
HFP | ○ |
AVRCP | ○ |
再生時間 | 14時間 |
サイズ | 25.4 x50.8×12.7 |
重さ | 24g |
バランス | ○ |
チップ | AK4375A X2 |
USBDAC | ○ |
・Qualcomm aptX HDコーデックサポートで24bitに対応
・特許技術であるDCTにより16ビットを24ビットのサウンドが再生することが可能
・デジタル音源のノイズをDCTにより、より自然なカーブに
・フルバランス2.5mmジャックに対応
・DACを2つ内蔵する事で、各イヤフォンジャックを通じて以下の様な4つの出力モードを選択する事が可能
イヤフォンジャック | 接続形態 | 電流値 | 最大電圧 |
3.5mm通常モード | シングルエンド | 通常値 | 3.2V |
3.5mmハイパフォーマンスモード | 2倍モード | ||
2.5mm通常モード | ディファレンシャル | ||
2.5mm高電圧モード | 6.4V |
audio-technica AT-PHA55BT
メーカー | audio-technica |
型番 | AT-PHA55BT |
Bluetooth | 4.2 |
SBC | |
AAC | ○ |
APTX | ○ |
APTXLL | |
APTXHD | |
LDAC | ○ |
A2DP | |
HFP | |
AVRCP | |
再生時間 | 8時間 |
サイズ | |
重さ | 28g |
バランス | |
チップ | ES9118 |
USBDAC |
audio-technicaAT-PHA55BTの特徴
・DAC、アンプ部にはESS社製ES9118を実装
・ボディにはアルミニウムハウジングを採用
・50mW+50mW 高出カヘッドホンアンプ
・出力抵抗値モード切り替えスイッチ
SHANLING UP4
メーカー | SHANLING |
型番 | UP4 |
Bluetooth | 5 |
SBC | ○ |
AAC | ○ |
APTX | ○ |
APTXLL | ○ |
APTXHD | ○ |
LDAC | ○ |
A2DP | ○ |
HFP | |
AVRCP | |
再生時間 | 15時間 |
サイズ | 60 x36x13.5 |
重さ | 37g |
バランス | ○ |
チップ | ES9028 |
USBDAC | ○ |
※メーカーのHPにHFPとAVRCPの記載はありませんが、Knowles SiSonicマイク採用と記載がある為恐らく付いています。
・アルミニウム製のフレームに曲面ガラスパネルを採用
・LEDインジケーターで使用されているBluetoothコーデックを表示
・2つのSabre ES9218P DACチップを使用し高い解像度を実現
・2.5mmバランス出力ジャックを採用
・2つのゲインと4つのデジタルフィルター設定
・Dual DACモードで3.5mmシングルエンドでもES9218Pをデュアル駆動
・ノイズキャンセル機能により通話時のノイズを低減
Qudelix 5K
メーカー | Qudelix |
型番 | 5K |
Bluetooth | 5 |
SBC | ○ |
AAC | ○ |
APTX | ○ |
APTXLL | ○ |
APTXHD | ○ |
LDAC | ○ |
A2DP | ○ |
HFP | ○ |
AVRCP | ○ |
再生時間 | 20時間 |
サイズ | 52.7 x26.4×15.4 |
重さ | 26g |
バランス | ○ |
チップ | ES9218P x2 |
USBDAC | ○ |
Qudelix 5Kの特徴
・アンチスクラッチUVコーティング付きのプラスチックボディ
・埋め込み倍精度浮動イコライザー付き Bluetooth USB DAC 96KHz/24ビット
・超高精度MEMSオーディオクロック
・aptXアダプティブ対応
高音質のポータブルBluetoothレシーバーまとめ
今回紹介するのは以上の6点です。Bluetoothレシーバーで検索すると無数に検索されますが音質特化で調べると選択肢は少なくなってきますね。
BluetoothレシーバーでもデュアルDAC搭載機種も多く音質も良くケーブルと遜色ない音質を聴かせてくれます。
ただBluetooth4.2のモデルは通勤の混雑時は途切れる可能性が考えられます。そういった意味でBluetoothは5.0以上のモデルで選んだ方が良いですね。
今回記載した以外にも沢山種類はあるので良い製品が見つかったら記載していきます。
私は今回記載した中から購入予定なので使用後にレビューしていきます。
ではまた!
今回紹介したBluetoothレシーバー