- ボーカルよりも楽器全体の音を聴きたい
- 前に迫り出すような元気な音を聴きたい
- BQEYZのイヤホンが気になる方
- 中華イヤホンってどうなの?
イヤホン選びって難しいですよね。私は地方に住んでいるので試聴購入することが困難で、サイトのレビューを参考に購入しています。
そんな中デザインも良くて音質も評判の良いBQEYZのイヤホンを購入してきましたが、今回はフラグシップモデルになります。
Spring1とSummerは良い特徴を持ちながら欠点もあるイヤホンでしたが、今回紹介するSpring2はその欠点を補ったモデルになります。
その最上位モデルSpring2のレビューを始めていきます!
【レビュー】BQEYZ Spring1.Spring2.Summerを比較!
BQEYZ Spring2
特徴
- 9層ピエゾドライバーを採用
- 同軸13mmダイナミックドライバー
- BA ピエゾ ダイナミックドライバーを直列配置
- CNC切削加工アルミニウム筐体
- 打楽器系の弾ける太い音
- 高域の綺麗な響き
- 低域の濃さ
- 楽器音が主張が強すぎてボーカルに耳が向かない
BQEYZ SUmmer レビュー 女性ボーカルを楽しめるハイブリットイヤホン
BQEYZ Spring1レビュー バンドサウンドに最適なハイブリットイヤホン
BQEYZ Spring2 レビュー
- 高域:9層ピエゾドライバー
- 中域:BAドライバー
- 低域:13mm同軸ダイナミックドライバー
- インピーダンス43Ω
- 感度:108dB
- 周波数7-40000Hz
- 半透明イヤーピースS・M・L
- 黒イヤーピースS・M・L
- コンプライ風イヤーピース
- ケース
- イヤーピース入れのメタル板
- 高純度無酸素銅8Coreケーブル
- 7.8mm 2Pin
- 3.5mmイヤホン端子
スペック上でSpring1と2の違いはピエゾドライバーの枚数の違いだけになりますが出る音は全く違いました。
ピエゾ素子と言う電気を流すと振動するセラミック振動板です。
平面駆動なので歪みがなく音をダイレクトに伝えてくれます。
BQEYZのイヤホンはそれぞれピエゾ素子の振動板の枚数を変更し音質を変えています。
後部にダイナミック 中部にピエゾ 前方にBAと直列配置されています。
外観レビュー
付属ケース
ケースはSpring1と同じものでした。セミハードのケースで余裕がありイヤホン+ケーブル以外にイヤピやイヤホン本体も入ります。ハードケースなのでカバンの中で潰れることもなくしっかりガードしてくれますね。
ケース内にイヤホン1セットとイヤホン追加分とイヤピ1セットは入りました。
イヤホン本体
今回はSpringらしい緑を購入しましたがブラックも素敵なデザインです。マットな本体のブラックと光沢感のあるメタルレッドが高級感を出しています。
大きさや重さはSpring1と変わらずアルミニウム製で5軸CNC切削加工されたシェルは高級感があります。1万円台でCNCアルミのイヤホンって珍しくないですか?
少し凹んだ7.8mm2Pinを使用本体の内側に薄く「LR」の表記があります。2Pinの差込が若干固かったですが入れ替えをしていると本体側が慣れて差し易くなってきました。
イヤホンノズル部
ノズル部5.1mmノズル突起部5.8mm
ノズルの形はSpring1やSummerと同じですがそれぞれ色や光沢感が違いました。ここまで細かい配慮のされたイヤホンは他に無いのでは?
付属イヤーピース
Spring1と同じイヤーピースが付属しています。
「reference」のMサイズか「atmosphere」のSサイズを使用しています。私はこのイヤピのサイズが合わずSummerに付属してるイヤピのブルー軸のMサイズを使用しています。
Spring1の記事にも書きましたがイヤピの開口部が他社のイヤピの倍以上開いています。
ノズルのサイズが5.4mmなので他社のイヤピもギリギリ入りますが音質が若干変わる様に感じます。
付属ケーブル
Spring2専用の224芯単結晶銅ケーブルが付属しています。ここまで専用設計で作るのは本当にすごいですよね!ケーブルスリーブもアルミではなく透明なビーズになっていてSpringらしいデザインです。
Spring1に比べて太いですが取り回しはし易く耳の部分が外れることはなかったです。
音質レビュー
使用時の環境
使用している機器は
- Sony NW-WM1A
- Lotoo Paw S1
- RME ADI-2DAC FS
この3種類です。
ソファでゆっくり聞く時はNW~WM1Aを使用していますが、イヤホンの音の違いを楽しむときはRME ADI-2DAC FSを使用しています。Lotoo Paw S1は作業しながらIpadやスマホに繋いで使う事が多いですね。
中低域の打楽器の打ち込む音が最高
Spring1やSummerと違い低域も高域もしっかり聞こえて来ます。音場も若干広めなサウンドでSummer Spring1よりもステージ広めな音楽に聞こえます。
1音1音に太さがありドラムやギターの鳴り方が前に迫り出すようで迫力があります。
高域のハイハットの響きもよく、叩いた音と響いた音にアタック感があり音楽に躍動感があります。
ただ高域から低域までしっかり出ているせいなのか欠点がありました。
ボーカルが一歩引いている
ボーカルもしっかり聴こえているのですが、他の楽器の主張が激しくて一歩引いているように感じます。
ギターやドラムの激しさやピアノの響きが綺麗に聴こえているので一聴するとこのイヤホンだけでいいのではないか?思ったのですがそうは行かない様です。
IndigoJamUnitは3人編成のJazzでピアノ・ウッドベース・ドラムの3人で演奏していますが、その3人の演奏1つ1つがしっかり響いています。
ウッドベースだけで言えばSpring1が良いですが他の音は引っ込みがちで、ドラムのワイヤーブラシの音だけで言えばSummerが良いのですがウッドベースが弱かったです。
Spring2はその欠点を補っていて3人編成のバンドの音が響き渡っています。
リケーブルについて
BQEYZのイヤホンはリケーブルの変化が大きく感じます。若干引っ込んで聞こえるボーカルが引っ込まずに横に並んで聞こえる様になりました。それでいて元気なサウンドは変わらずに解像感が数段上がるのでバランスケーブルは使った方が満足感が高まります。
まとめ
BQEYZ Spring2
特徴
- 9層ピエゾドライバーを採用
- 同軸13mmダイナミックドライバー
- BA ピエゾ ダイナミックドライバーを直列配置
- CNC切削加工アルミニウム筐体
- 打楽器系の弾ける太い音
- 高域の綺麗な響き
- 低域の濃さ
- 楽器音が主張が強すぎてボーカルに耳が向かない
Spring2はピエゾ使用の3タイプの中で1番優等生でした。
Spring1は低音重視、Summerは高音重視だったので1本目のイヤホンにはSpring2がオススメです。いくつかイヤホンを持っている方にはSummerで音の変化を楽しむのもありだと思います。
BQEYZのイヤホンはデザイン面・ビルドクオリティ・音質どれをとっても特徴がありどのイヤホンを購入しても満足感が得られました。