今回ご紹介するのは超小型のUSBDACの紹介です。
前回の【超小型USB DAC比較!イヤホン端子の無いスマホで高音質で聴くには必須のアイテム!】で各種比較しましたがその中で購入したのでレビューしていきます。
スマホでそのまま音楽を聴いてもいいのですが、もっと良い音で聴けたらいいと思いませんか?
そんなアーティストの伝えたい声や伝えたい音楽を本物に近づけるガジェットそれががUSB DACです。
今までのUSB DACはスマホ以上に大きかったりバッテリー内蔵で充電が必要だったり…持ち歩きには不便な物が多かったんです。
そんなUSBDACが超小型で使えたら?そんなガジェットが今回紹介するIbasso DC03です。ただこんな小型で本当に効果があるのか?って思いますよね。
・スマホと一緒にオーディオプレーヤーを持ちたくない
・スマホの音を手軽に音質を良くできないの?
・価格は安い方が良い!
Ibasso DC03の主な特徴
・小型なのに出力が80mwと高出力
・USB Audio Class 2.0対応で384khz24bit DSD11.2Mhz対応
・4芯の銀メッキ銅ケーブル
Ibassoってどんな会社?
2006年設立のオーディオメーカーでプレーヤー・イヤホン・ヘッドホンを製造している会社です。HDP-R20というブレーヤーを発売してマニアの間で人気が出ました。その後ポータブルUSBDACやポータブルプレーヤーを発売し続けているオーディオ専門のメーカーです。
DX200シリーズは人気で私はDX200を購入しました。その後DX220に切り替えて使用していますが高解像度が楽しめるプレーヤーです。
2020年11月現在は株式会社MUSIN様が輸入代理店となり日本でも販売され続けています。
Ibasso DC03のスペック
DACチップ | CS43131 x2 |
THD+N | <0.00028% (32Ω負荷時, 1.2Vrms) |
出力電圧 | 2Vrms (300Ω負荷時) |
1.61Vrms (32Ω負荷時) | |
出力レベル | 80mW@32Ω |
S/N比 | 127dB |
周波数特性 | 20Hz~40kHz +/-0.5dB |
ノイズフロア | <0.9µV |
出力インピーダンス | 0.12Ω |
PCM | 384kHz/32bit |
DSD | 11.2MHz |
重さ | 11g |
長さ | 約105mm |
超小型なのにハイレゾ音源も高出力で再生できるってことですね!
Ibasso DC03の外観と付属品
▽付属品は本体以外にUSB-CからAに変換するアダプターです。
▽イヤホン端子側 ゴールドで高級感があります。
▽ケーブル部分は銀メッキ銅を採用
▽USB-C側
▽本体にはスペックと周波数が記載されています。ハイレゾシールと32Bit/384kHzの表記は無い方が良い。
▽USB-Aアダプターを付けるとこんな感じ ちょっと不恰好かな
Ibasso DC03の使用方法
方法と言っても刺すだけなので簡単です。スマホで使う際は専用アプリを入れましょう。
ストアで「Ibasso UAC」と検索すると出てきます。
アプリを入れなくても動作しましたがボリュームが高めで動作しボリュームを1つ上げるだけで盛大にボリュームが上がります。
▽私の持っているHUAWEI Mate 20Proはイヤホン端子が無い為MacBook Proを使用して音質比較をします。
IbassoDC03をMacBookProで使用
・音源はMr.Childrenのハイレゾ音源のreflectionを使用
・イヤホンはfinal A3000を使用
Ibasso DC03でハイレゾ音源を試聴
Mac内の「ミュージック」アプリはハイレゾ等の設定変更は無いので実際にハイレゾ相当で再生されているかは分かりません。
まずはMac本体にあるイヤホン端子に接続して聞いてみました。Macのイヤホン端子でも悪い印象は無くボーカルの音もしっかり聞こえます。
ただギターの音がドラムやボーカルの音に隠れてしまって聴こえにくくなる事が多いです。ベースの音も締まらずに響いている様に感じました。
final A3000は1音1音が締まって聞こえるイヤホンですがA3000の特徴が活かせていないです。
Ibasso DC03をMac Bookに接続
接続した後「システム環境設定」「サウンド」「出力」の項目でサウンドを出力する装置を選択します。
そこで「Ibasso-DC-series」を選択するとDC03から出力されます。
一度設定すればDC03を刺すだけで変更されます。
DC03繋げて音源を聴き始めは分かりにくかったのですが、メンバー全員の楽器が奏でられると左右の分離感が良くなっているのが感じられました。
Mr.Childrenはボーカルの櫻井さんと原田さんの二人でギターを弾くのですが、それぞれのギターがはっきり聞き分けられる様になります。
またベースの音も他の音に埋もれる事が無くはっきり聴こえて、変に響く事が無いです。
ボーカル・ギター2本・ベース・ドラムの音がそれぞれ聞き分けられて、そこにピアノが入ってもそれぞれの音が潰れることが無く聞き分けられます。
ギターも弦の振動がしっかり感じられてMacの本体で直接聴くよりも生の演奏感が出てきました。
先ほどはMac内にあるハイレゾ音源だったので次はYouTubeで視聴します。
Ibasso DC03でYoutubeを試聴
「singles」
「ヒカリノアトリエ」
まずはMacに直接finalA3000を指して聴いてみます。
全ての音が近くに聞こえてきます。1箇所で全ての音が鳴っている様です。
A3000と合わない機器はその傾向がありボリュームを小さくして聴きました。
ヒカリノアトリエの冒頭は中心から櫻井さんのボーカルが聞こえて右から原田さんのギターが聴こえるのですがYoutubeでも左右が分かれて聞こえました。ただ楽器の迫力ではなく音が強く出ている様に聴こえます。
Ibasso DC03に切り替えると少し大人しくなった?と思いましたが、左右の分離感だけでは無くそれぞれの楽器から出る音の力強さを感じます。
Ibasso DC03のまとめ
Ibasso DC03の良い点
・簡単に音質の向上が図れる
・USB-CでMac・IpadPro・Androidに繋げられてドライバレス
Ibasso DC 03の悪い点
・DC03経由で通話はできない
一昔前のUSBDACはバッテリー内蔵でスマホより大きく重かったので携帯性は非常に悪かったですが、この大きさなら一緒に持ち歩いても問題ない大きさです。
手軽に音質UPが出来るUSBDACでした。
ではまた!
私が購入したブラック
こちらはシルバー
今回試聴したイヤホン