今回はPS5にHDMI2.1のケーブルは必要ない。と言うことは話していきます。PS5の推奨スペックに「HDMI2.1」て書いてあるよ!って意見もありますが、約 1年PS5を使ってHDMI2.1は必要ないと結論になりました。

もくじ
PS5はHDMI2.1を推奨
4K・120P・HDR・レイトレーシング・ALLMなどグラフィックの機能やeARCのオーディオの機能が詰め込まれたハイエンドPC並みのゲーム機です。
その機能をテレビ(モニター)に映し出すには48Gbpsの超高速のデータを送る必要があります。
なのでPS5には最大8K60Hzを表示できるHDMI2.1が必須になっています。
HDMI2.1の規格とは?
ウィキペディア HDMIのページを見ると新たに対応した規格、解像度とリフレッシュレートの記載があります。
HDMI2.0と2.1を抜粋するとこんな感じ。
HDMI2.1と2.0の解像度
解像度 | リフレッシュレート | HDMI2.0 | HDMI2.1 |
---|---|---|---|
1080P | 60Hz | OK | OK |
120Hz | OK | OK | |
240Hz | OK | OK | |
1440P | 60Hz | OK | OK |
120Hz | OK | OK | |
240Hz | OK | OK | |
4K | 60Hz | OK | OK |
120Hz | X | OK | |
240Hz | X | OK | |
8K | 60Hz | X | OK |
HDMI2.0の項目を見ると4K120Pは未対応ですが、1080P(2K)は120P対応と書いてあります。
HDMI2.0aでHDR2.0bでHLG (テレビ用のHDR )も対応になっています。
HDMI2.0で4K60PとHDR対応ってことですね。
HDMI2.1に加わった機能7つ
- Dynamic HDR
- eARC
- VRR
- QMS
- QFT
- ALLM
- DSC
ゲーム用の機能はVRRとALLMの2つですね。
VRRは激しい動きにモニターが同期する技術で、ALLMはボタン操作とモニターの遅延を少なくする技術です。
HDMIの規格は切り売りしているのでHDMI2.0でALLMやeARC対応のテレビも発売になっています。
現状のPS5ゲームは?【4K・HDR・レイトレーシング】か【2K・120P】を選択
HDMIウィキの「2.0a」ではHDR「2.0b」でHLGとHDRに対応と書いてあり、HDMI2.0なら1080PでHDRも対応になっています。ただFortniteは120fpsの時は2Kで4KやHDRも対応していないです。
Fortniteレベルのグラフィックでも4Kと120Pに対応できないのにさらに綺麗なゲームで4K120Pできるとは思えないです。なので4KHDRレイトレーシング120P全てに対応しないとHDMI2.1はいらない。
Fortniteの競技用設定は画質低めで滑らかさ重視なので2K・120Pでプレイするのも良いですが、「競技」ではなく楽しむためのゲームなら4Kでコントラスト感があった方が満足感が高いと感じています。
4KとHDRはモニター(テレビ)に依存しますが、レイトレーシングはPS5側の処理なので2K60Pだとしても質感は良くなります。
Fortniteガチ勢としてプレイするならPS5じゃなくPCでプレイしましょう。
ただHDMI認証済みのケーブルは必要
HDMI2.0で18Gbps、HDMI2.1では48Gbpsと超高速のデータを送るケーブルは少しのノイズでも転送ができなくなるので、信頼できるケーブルが必要になります。
HDMI認証のケーブルは「HDMI LICENSING, LLC」で管理されていて安心して購入できるケーブルになります。
HDMI未認証ケーブルで実際にどの程度の速度が出るかを測れないので偽物をつかまされても判らないのが現状です。
だからこそHDMI認証が必須になります。
今後HDMI2.1必須のゲームは出るか?
将来4Kと120PとHDRとレイトレーシング対応のソフトが発売されれば必要になりますが、フォトリアルなゲームでは難しいです。
PS5のグラフィックより性能の良いRTX3070と4K(800万画素)より解像度の低いウルトラワイドモニター(500万画素)を持っていますが、綺麗なゲームでも60fpsから110fpsが限界です。
画質設定を落とせば120fps以上出ますが、汚い画質で4K120P出ても意味ないですよね。
ゲームエンジンやPS5の用のゲーム作成環境が今以上に良くなると出る可能性もありますが、数年は発売しないと思います。
なのでHDMI2.1は必要なし!
ではまた!