今回はゼンハイザー(SENNHEISER)のヘッドホンHD560Sのレビューです。HD598を10年くらい愛用していて絶大な信頼感を置いていますがその後継機種です。
前々機種のHD598はテレビ ゲーム 映画中心に使っていてオーディオ用に使っていませんが、今回はオーディオ用途も含めてレビューしていきます。
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SENNHEISER HD560S
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特徴
- 自然で正確、その音のありのままを届ける
- 新開発したドライバーにより存在感のある低域とクリアな広域を再現
- 特別仕様の振動板により上質で伸びのある音の広がりを実現
- 人間工学に基づいたトライアングルポジションドライバー
- オープン型でも低域をクリアに表現して音の細部まで表現
- 数時間かけていても苦にならない装着感
- 聴き疲れのない音質
- 低域 高域共に強調することない音
- アクセサリーがHD5XXシリーズ共通
- 映画やテレビの臨場感
- 特徴のない音質
- 特徴のないデザイン
- 付属ケーブルが6.3mm
SENNHEISER HD560Sレビュー
- オープン型ダイナミック
- ドライバーサイズ:38mm
- インピーダンス:120 Ω
- 周波数帯域:6 – 38,000 Hz
- 感度:110 dB (1 kHz / 1 V RMS)
- 全高調波歪(THD + N):< 0.05 % (1 kHz / 90 dB SPL)
- 重量:240g
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- 3.0mケーブル
- 6.3 to 3.5変換アダプター
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- ヘッドホン側:専用2.5mmバランス端子
- 機器側:6.3mmアンバランスジャック
- 変換アダプター:3.5mmアンバランスジャック
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HD560SとHD598とスペック比較
ゼンハイザーのHPに記載しているスペック表になります。HPに記載のない項目は省きました。
HD560Sは新世代のドライバーに変わって末尾に「S」が付きましたね。HD800Sから始まった新ドライバーの第4弾がHD560Sになります。
インピーダンスは高くなっていますが、アンプに繋ぎ換えてもボリュームはそのままで音量が1〜2db上げるとほぼ同じ音量になりました。
型番 | HD560S | HD598 |
ヘッドホン種類 | オープン型ダイナミック | オープン型ダイナミック |
ドラーバーサイズ | 38mm | |
インピーダンス | 120Ω | 50 Ω |
周波数帯域 | 6 – 38,000 Hz | 6 – 38,500 Hz |
感度 | 110 dB (1 kHz / 1 V RMS) | 112 dB (1 kHz / 1 V RMS) |
全高調波歪(THD + N) | < 0.05 % (1 kHz / 90 dB SPL) | |
重量 | 240g | 246g |
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こちらの記事はHD598のイヤーパッド交換をした際の物です。
Sennheiser HD598イヤーパッド交換 ヘッドフォンを長く使うなら簡単にヘッドフォンを長持ちさせる!
外観レビュー
筐体のデザインはHD5XXシリーズを周到していてほとんど同じデザインです。マッドなデザインでプラですが高級感を出すようにしています。
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イヤーパッド
イヤーパッドはベロアでHD598と同じですが少し厚みが薄いです。
私のHD598は社外品なので純正と違う可能性があります。耳から数ミリ離れただけで音質は変わるので違いが気になりますね。
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イヤーパッド嵌め込み部もHD598と一緒でした。HD5XXシリーズは社外品のアクセサリーも充実しているので共通のデザインは良いですね。
試しにHD598用のイヤーパッドも問題なく装着できました。
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以前レビューしたヘッドセットPC38Xもサイズは同じでした。
サイズは共通ですがそれぞれイヤーパッドの素材と硬さが違うんですね。
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ゼンハイザーPC38Xレビュー この価格以上の音質を体感できるゲーミングヘッドセット
ヘッドパッド部
HD598は合皮でしたがHD560Sはベロアに変更されました。どちらも装着感は良いです。HD598の方が幅広でしたがHD560Sはベロアでフワフワ感があり装着時に頭頂部が痛くなることはありません。
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装着感
私のhd598は10年使っているので結構ゆるくなってると思います。
HD560Sは側圧がきつめに感じましたが、ベロアのイヤーパッドとヘッドパットが柔らかいので痛くなる事はありません。
HD598と形が変わってるのかHD560Sの方が丸みを帯びたデザインで頭部の密着感が上がったように感じました。
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ケーブルは太めで取り回しし難い
HD560SのケーブルはHD598と全く同じものが付属していました。表面がゴムで引っかかりやすいので素材は好きではないのですが、10年間家族も含めて使っていても断線していません。
ヘッドホン側の端子も2.5mmのロック機構付き端子専用プラグですが、HD5XXシリーズ共通なのでリケーブルはしやすいです。
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音質レビュー
使用環境
- Ibasso DX300
- A & K PEE511
- RME ADI-2 FS DAC
- 比較機種 HD598
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3mのケーブルをポータブルプレーヤに使いづらいのでAmazonで3.5mmの安いケーブルを購入しました。
音質に不満はないが特徴も無い
箱出し直後はボーカルがこもっていて広域も掠れているように感じたので10時間くらいエージングしました。
エージング後は音質が安定してきてボーカルもこもることは無くなりました。
音漏れは開放型のわりに少ないので深夜のリビングで映画を見ていても、隣の部屋で寝ている家族は全く気がつきません。
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HD560Sは低音も高音も強調する事なく満遍なく鳴らしてくれています。
低域は締まっていますがアタック感は少なめで迫力に欠けるように感じます。ボーカルは開放型のわりに近くてスッキリして聴こえます。高域は刺さる事はなく綺麗に聴こえますが煌びやかではありません。
良くも悪くも特徴の無い音です。
HD598に切り替えると解像感は落ちますが低域の太さが出ています。その太さが映画を見るのに向いているので私はテレビ専用に使っています。
ただ太くなった低域がボワつくのと、男性の声の低い部分の響きが大きくなり変に強調されています。
オーディオ用としてはHD560S HD598共に暖色系の柔らかい音になるので解像度の高い音質を求める方には向かないヘッドホンです。
映画やテレビに向いている音質
これが映画やゲームになると変貌します。暖色系の音・ちょうど良い開放感・装着の安定感が長時間映画を見るのにマッチしていてこのヘッドホンじゃないと味わえない音質になるので今後もHD598やHD560Sを常用していきたいですね。
解像度が高すぎず低域から広域まで強調することが無いので作業をするには合っています。 ここがHD5XXシリーズの1番良い点で、映画やテレビに向いていると感じる点です。
ゼンハイザー HD560Sレビュー 映画ゲームに最適な開放型ヘッドホンのまとめ
今回はHD560Sのレビューでした。
2万円台のヘッドホンとしては音質も良く装着感も最高ですが、オーディオ専用としては“価格の割に良い“くらいでした。音質的にHD598からHD560Sに切り替えても感動は無く、こんなものかな?と言う音質と感じです。
ただHD598やHD560Sが気に入っていない訳ではなく、現在も常用しているのでこれからも使用していくと思います。
HD598は私のヘッドホン沼の入り口だった物で、これ以降多数のヘッドホンを買い替えていますがHD598は売らずに使用してきました。
初めて高音質のヘッドホンを買う方やテレビやゲーム用のヘッドホンを買う方にはお勧めできるヘッドホンです。
ではまた!