- モニターヘッドホンの音質ってどうなの?
- スタジオ温室で音楽を聴きたい
- Beyerdunamicのヘッドホンが気になる
今回ご紹介するヘッドフォンはBeyerdunamicの(ベイヤーダイナミック)DT1990PROです。このヘッドフォンは発売が2016年と4年前のモデルになります。
モニターヘッドホンの音質ってどうなの?と言う疑問からソニーのMDR-M1STを購入しましたが、その他のヘッドホンは音質の違いはあるのか?と思って購入しました。
Beyerdunamic DT1990PROレビュー
Beyerdunamic DT1990PRO
特徴
- 45mmテスラ2.0ドライバーを採用
- 同軸13mmダイナミックドライバー
- プロフェッショナル用途に耐える、妥協なき設計
- リスニングに応じたバランスドとアナリティカルイヤーパッド2種類付属
- モニターなのに聴きやすい音質
- イヤーパッドによる音質変更
- ケーブルも長さに応じて2種類付属
- もニターヘッドホンの割に高め
- 悪い音も良い音に聞こえる
- ポータブル機では音質を発揮出来ない
私の場合音楽を聴くだけではなくテレビやゲームでも使用するので、そういった用途に使えるかもレビューしていきます。
DT1990PROのスペックと付属品
- ダイナミック、開放型
- ドライバーユニット 45mm(テスラ2.0ドライバー)
- インピーダンス 250Ω
- 最大入力 200mW
- 再生周波数帯域 5~40,000Hz
- 感度 102dB(1mW/500Hz)
- 付属品:・カールコード(約5m)
- ストレートケーブル(約3m)
- 6.3m変換アダプタ
- キャリングケース
- ヘッドホン側:Mini XLR 3Pin
外観レビュー
豪華な付属ケース
大きめのしっかりしたケースが付属しておりアクセサリー全てが収まる様になっています。外装はシリコンっぽい素材ですが、中がファブリック素材でヘッドホンを守ってくれています。
ヘッドホン本体
全体的に高級感があり所有欲を満たしてくれるデザインですね。左右のヘッドパッドのスリッドが独特の他社にはないデザインです。
ヘッドパッド部も革製で長時間着けていても頭が痛くなる事はない。
ヘッドホン側の端子
ヘッドホン側はMini XLR3Pinになります。業務用としての頑丈さがあり抜け落ちたりプラグが緩くなることもありません。
ただバランス接続には未対応なので4Pinにしてほしかった。
2種類のイヤーパッドが付属しているヘッドホンは珍しいですが、イヤーパッドによって装着感や音質が違ってきます。
柔らかい装着感のアナリティカルイヤーパッド
- イヤーパッドが柔らかい
- 長時間装着しても疲れない
- 解像感が少し減るがリスニング寄りになる
パッドが硬めで解像感が高いバランスドイヤーパッド
- イヤーパッドが硬め
- 遮音性が上がる
- 低音強めになる
- 長時間の装着は痛くなる
パッドの裏側もそれぞれで違いがあり、穴の開き方で音質調整している様です。
イヤーパッドの取り外しについて
モニターヘッドホンはハードな使い方をしても部品交換がしやすい事が良い点に挙げられますが、DT1990ROも簡単に取り外しできる構造でした。
付属ケーブルについて
付属のケーブルはカールケーブルとストレートケーブルの2本セットでした。音質的な違いはなく長さと形状の違いになります。プロじゃなければストレートケーブルの方が使いやすいですね。
テレビやゲームでは本領発揮できないヘッドホン
価格comやAmazonなど色々なレビューがありますが解像度の高さが特徴です。
私は普段のテレビ視聴はゼンハイザーのHD598を使用していますが、HD598に比べてもクッキリハッキリして硬めで冷たい印象です。T90に比べても全体的に解像感が高め、かつ冷たい印象です。中音域から高音域の楽器の音が際立って聞こえます。
ただ開放型の為か聴き疲れする事はなくずっと聴いていられます。
解像感はMDR-M1STの方が上でした。MDR-M1STは解像度が高いだけではなくマイクの違いや収録場所の違いも聴き分けられるほどの解像感がヘッドホンですが、DT1990PROはそこまでの聴こえ方は無いです。
私の第一印象はモニターヘッドフォンと言うよりは解像度の高いモニターライクなヘッドフォンです。
Beyerdunamic DT1990PROでテレビ視聴
SONYのテレビから光ケーブルでDenon PMA-50に接続し、6.3mmのケーブルで試聴しました。普段のテレビ視聴はゼンハイザー HD598を使用しています。
HD598に比べてインピーダンスが高いので1割から2割くらいボリューム高めで聴きました。
ドラマなど声を聴くには近く感じる程度ですが、音楽が掛かった途端にDT1990PROの本領が発揮されます。テレビでも楽器の1音1音がはっきり聴こえて空間の広さも感じました。
やはりDT1990PROは楽器を聴いてこそ本領発揮出来ると思いました。テレビの様な音質の良くない音楽でもDT1990PROは高音質に聴こえてきます。
Beyerdunamic DT1990PROでゲームプレイ
Division2をプレイしましたが足音は聴こえやすく敵の位置も把握しやすいです。ただゲーム内の臨場感が上がるような感じは無く感動はありませんでした
その他色々プレイしましたがゲームではDT1990PROの本領は発揮できなそうです。
オーディオ環境で音質は非常に満足
使用時の環境
- NW-WM1A
- Ibasso DX220
- Chord HUGO2
メインで使っているDAPはNW-WM1AとIbasso SX220ですがガッツリ聴き込む時はChord HUGO2を使用しています。それぞれ音質が違い聴きわけができるヘッドホンでした。
音質レビュー
DT1990PRO+SONY NW-WM1A
250Ωなのでボリュームは若干大きめにしました。NW-WM1Aのハイゲインでボリューム75くらいが丁度良いです。
DT1990PROの解像感の高さとリスニング寄りのウォークマンの相性は良くない印象でした。
リスニングのウォークマンとモニター調の音質のDT1990PROがケンカしている様です。
聴き疲れはしないので長時間流し聴きには良いですが音楽を聴き込むには向かないセットです。
ウォークマンはリスニングよりのヘッドフォンかイヤホンの方が相性いいのかな?
DT1990PRO+Ibasso DX220 AMP1
Ibasso DX220のAMP1のハイゲインで60くらいです。
解像度モンスター同士の組み合わせ!私は高解像度が大好きなのでこの組み合わせは相性良いです。
高音が刺さることもなく綺麗に聴こえますが低音は弱いです。
ベースの音が控えめで、ギターの低めの音も弱いです。
低音は控えめな印象ですが音切れが良く1音1音がスッと消えてくれて爽やかな音です。
ハイハットの叩く音と響く音が聴いてて気持ちいいですね!
DT1990PRO+DX220+Chord Hugo2
HUGO2で赤と黄色の間くらい。
この組み合わせが一番合います。私の耳ががHUGO2の音が相性良いのかもしれません。
Hugo2は空間は若干狭くなりますが低音は少し出る様になりました。ただそれでも高音寄りな音作りですねHugo2はヘッドフォンの特性を忠実に引き出すタイプでは無いのでDT1990PROもHugo2の色に染まる感じがします。
Beyerdunamic DT1990PROのまとめ
Beyerdunamic DT1990PRO
特徴
- 45mmテスラ2.0ドライバーを採用
- 同軸13mmダイナミックドライバー
- プロフェッショナル用途に耐える、妥協なき設計
- リスニングに応じたバランスドとアナリティカルイヤーパッド2種類付属
- モニターなのに聴きやすい音質
- イヤーパッドによる音質変更
- ケーブルも長さに応じて2種類付属
- もニターヘッドホンの割に高め
- 悪い音も良い音に聞こえる
- ポータブル機では音質を発揮出来ない
ベイヤーダイナミック DT1990PROのレビューでした。
私は中古で購入しましたが5万円〜6万円くらいのヘッドフォンではお勧めできる音作りです。音質面ではポータブル用途ではなく据え置きが合うのかHUGO2以外の音質はイマイチでした。
独特なデザインで高級感もあり、全てのアクセサリーが入る専用のケースも付属しているのでBeyerdunamicのユーザーへの気遣いも感じ取れました。
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